今月開催した「長野市芸術館 アート・グループ展2025」において、会期中に審査を行い、来年度の「第21回池袋モンパルナス回遊美術館・池袋アートギャザリング（IAG）公募展」（2026年度5月開催予定）【会場：東京芸術劇場・池袋】にて作品出展する権利が贈呈される作家が選出されました。
IAG公募展審査員である、画家 金丸悠児さんの審査により、
《IAG AWARDSノミネート賞》として 中條 聡 さん が受賞されました。
以下、審査員・金丸さんのコメント＝＝＝＝＝＝
中條聡さんの作品からは「古くて新しい絵画」という印象を受けました。作家本人がテーマとしている「架空の時間の来歴」は見事に成功していて、描かれている人物の素朴さも相まって、じわじわと悦びが込み上げてくるような鑑賞体験をすることができました。公募という土俵では作品がいかに目立つか、ということを重視するのが定石、にもかかわらず中條さんは派手さや上手さ、強い自己主張は潔く封印し、静謐な作品づくりに徹底した点に強く惹かれました。
展示作品は表現として完成されているようにも感じられますが、これからアーティストキャリアを重ねることで、さらに進化していくであろう期待感から選ばせていただきました。
金丸悠児（画家・IAG AWARDS審査員）
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