今月開催した「市内作家によるアートグループ展2024」の会期中に審査を行い、来年度の「第20回池袋モンパルナス回遊美術館・池袋アートギャザリング（IAG）公募展」（2025年度開催）【会場：東京芸術劇場・池袋】にて作品出展する権利が贈呈される作家が選出されました。
IAG公募展審査員である、画家 金丸悠児さんより
《IAG AWARDSノミネート賞》として、宮内由梨さんが受賞されました。
以下、審査員・金丸さんのコメント＝＝＝＝＝＝
・IAG AWARDSノミネート賞「宮内由梨さん」
宮内由梨さんの作品は、作家自身が皮膚疾患を患っていることから「痒み」や「掻く」という身体的な現象をモチーフに制作されたものです。私自身もアレルギーにより薬を飲まないとたちまち蕁麻疹が発症してしまう体質のため、なんとも身につまされる感覚を展示作品から覚えました。
しかし、その背景を差し置いても、本作品からは視覚的なインパクトと美しさを兼ね揃えた強さを感じることができます。「身体が藻掻く内外の音を記録する」という独自のアプローチにも興味を惹かれますし、今回はたまたま写真という手法でしたが、きっと今後も様々な表現で私たちにメッセージを投げかけてくれるのであろう、という期待感から選ばせていただきました。
金丸悠児（画家・IAG AWARDS審査員）
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