Performances & Events金曜よるのクラシック・リサイタルシリーズ Vol.13 奥村 愛 ヴァイオリン・リサイタル featuring 斎藤圭土(from レ・フレール)

概要

大好評企画!会社帰り、お出かけ帰りに、ふらりとカジュアルにクラシックを楽しめるトーク付きコンサート。
ご帰宅前にちょっと寄り道して、ゆったりと夜の時間を過ごしてみませんか?
お得な3回セット券もございます!

ウェルカム・ワンドリンク付き♪(※開場時間のみ)
喉を潤しながら、ゆったりとした気持ちで開演をお待ちください
協力:eternal story株式会社 
          nagano forest village

vol.14(5月24日)大萩康司(ギター)は こちら
vol.15(6月21日)塚越慎子(マリンバ)は こちら

■チケット発売日 全3回セット券 1月13日(土)10:00~
               各回 1月20日(土)10:00~

出演者 奥村 愛(ヴァイオリン)
斎藤圭土 [from レ・フレール](ピアノ・作曲)
プログラム スコット・ジョプリン: エンターテイナー 
クライスラー: レチタティーヴォとスケルツォ・カプリース Op.6 (Vn solo)
イザイ: 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Op.27より 第3番 ニ短調 「バラード」 (Vn solo)
斎藤圭土: Lonesome Blues (Piano solo)
    : A Left Hand Like God (Piano solo)
    : Dos Caballos
    : 落葉の追想曲〜4つの愛の小曲集より〜 
    : 真夏の夜想曲〜4つの愛の小曲集より〜 
    : Seeker
    : マスカラード〜完璧なお城変奏曲より〜 
    : 恋文 
主催 一般財団法人長野市文化芸術振興財団
協賛 ミヤザワピアノ調律研究所
協力 eternal story株式会社 nagano forest village

公演レポート

毎年大好評をいただいている「金クラ」シリーズ。今年度は、4~6月の春シーズンにお引越ししての開催です。
今年度最初、4月19日は奥村愛さんのヴァイオリン・リサイタル。ブギウギをピアノ連弾で弾く人気兄弟デュオ、レ・フレールの斎藤圭土さんとの共演です。
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まずはスコット・ジョプリン《エンターテイナー》で軽やかに幕開け。さらにクライスラー《愛の悲しみ》といった耳なじみのある有名曲が続き、心地良いヴァイオリンの音色を堪能できます。

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そして同じくクライスラー《レチタティーヴォとスケルツォ・カプリース Op.6》は、1曲の中でさまざまな表情が感じられる、奥村さんのヴァイオリン・ソロにたっぷりと浸れる演奏でした。

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そして斎藤さんのオリジナルのピアノ・ソロを2曲。今の季節にぴったりな《桜》は景色が浮かぶような音色の美しさが際立ちます。ブギウギの先人たちへの敬意を込めて書いたという《A Left Hand Like God》は、思い切りブギウギなリズムが格好良い1曲。ピアノ・ソロだけでも、今回のプログラムの幅広さを感じていただけたのではないでしょうか?

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そして再び奥村さんのヴァイオリン・ソロ、イザイ《無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Op.27より 第3番 ニ短調「バラード」》。迫力ある難曲で、会場中がヴァイオリンの音にぐっと引き込まれます。力を込めて弾き切り、大きな拍手に奥村さんも笑顔を見せました。

終盤は斎藤さんのオリジナル曲をたっぷりと。スペイン語で「2頭の馬」を意味するタイトルの《Dos Caballos》は、ヴァイオリンの音が馬のいななきのよう!スピード感溢れるドラマチックな演奏です。
一転、ゆったりと耳に心地よい《落葉の追想曲〜4つの愛の小曲集より〜》と《真夏の夜想曲〜4つの愛の小曲集より〜》は、ヴァイオリンとピアノがのびやかに重なります。斎藤さんは「ヴァイオリンはとくに歌うように弾くことができる楽器なので、一緒に演奏するのが楽しい」と話されましたが、そんな楽しさがステージから伝わってくるような、見事に息の合った演奏でした。


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曲間には、共演の多いお2人のエピソードや作曲についてなど興味深いトークもたっぷり。コロナ禍でコンサートが途絶えたときを振り返る場面もありました。配信のコンサートへの出演もあったとのことですが、お客様がいる前でのコンサートはやはり特別なもの。有観客コンサートが復活した際、「最初は感激で泣きました!」と奥村さん。生演奏を会場で体感できるコンサートの素晴らしさは、今日のようなライブ感の強い演奏を聴くとよりいっそう感じられるのではないでしょうか。

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本編最後は、ブギウギのグルーヴ感を思い切り感じられるピアノに、技巧的なヴァイオリンが重なる《Seeker》、力強くも軽快な《マスカラード〜完璧なお城変奏曲より〜》と続き、華やかに締め括りました。

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アンコールでも、斎藤さんのオリジナル曲《恋文》を。どこか懐かしい感じもする美しいメロディは、今日の演奏会のフィナーレにぴったり。あたたかい余韻に包まれました。

さまざまなジャンルの曲を取り入れたプログラムでトークも満載、ボリュームのあるリサイタルとなり、斎藤さんのオリジナル曲で「ブギウギに興味が湧いた!」という声もたくさんいただきました。
クラシックの有名曲から、新鮮なブギウギの斎藤さんオリジナル曲まで極上の演奏で楽しめる、ちょっと今までにない優雅な金曜の夜を過ごしていただけたのではないでしょうか?
ご来場ありがとうございました。

<アンコール>
斎藤圭土:恋文

<アンケートより>
♪ブギウギのサウンド(リズム)+ヴァイオリン、とても楽しめました。ヴァイオリンソロも技が素晴らしかった!
♪斎藤さんのピアノの低音と、奥村さんのヴァイオリンの音がとても相性が良くて、ずっと聴いていたいなと思うくらい、ワクワクしたブギウギの曲が良かったです。普段聴かないジャンルで新鮮でした。
♪クラシックとブギの組み合わせはメリハリがあり面白かったです。トークでお2人の人柄も感じられ、ファンになりました。
♪しっとりした優しい曲からテンポの速いブギウギまで幅広い音楽を楽しむことができて良かったです。
♪クラシック以外での愛さんにちょっとビックリしました。圭土さんはレ・フレールでの活躍は知っていましたが、今日のコンサートでブギウギというジャンルにも興味がわきました。
♪ピアノとヴァイオリンとで、さまざまなタイプの曲が聴けて大満足なコンサートでした。トークもたくさんで、普段だと聞けないような思いなども聞けて良かったです。

DATE
2024年4月19日(金)
19:00開演(18:15開場)
*約70分程度 休憩なし
VENUE
リサイタルホール
TICKET
【全3回セット券】
¥8,500 ⇒ 1月13日(土)発売

【1回券】
¥3,000 ⇒ 1月20日(土)発売

*ウェルカム・ワンドリンク付き
 (開場時間のみ)
いずれも全席指定・税込

その他プレイガイド

  • 長野市芸術館チケットセンター
    TEL 026-219-3191 [10:00-19:00/火曜定休]
  • オフィス・マユ
    TEL 026-226-1001 [平日 9:30-17:30]
    https://www.office-mayu.com

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