Performances & Events金曜よるのクラシック・リサイタルシリーズ vol.11 三浦文彰 ヴァイオリン・リサイタル

概要

大好評企画!会社帰り、お出かけ帰りに、ふらりとカジュアルにクラシックを楽しめるトーク付きコンサート。
ご帰宅前にちょっと寄り道して、ゆったりと夜の時間を過ごしてみませんか?

今年はなんと、ウェルカム・ワンドリンク付き♪(アルコールorノンアルコール ※開場時間のみ)
喉を潤しながら、ゆったりとした気持ちで開演をお待ちください
協力:eternal story株式会社 
    nagano forest village

3回セット券がお得です!!

vol.10(11月24日)金子三勇士(ピアノ)は こちら
vol.12(1月19日)遠藤真理(チェロ)は こちら

■チケット発売日 全3回セット券 8月26日(土)10:00~ ※予定枚数終了
               各回 9月2日(土)10:00~ ※予定枚数終了
              (※vol.10~12公演 予定枚数終了)

出演者 三浦文彰(ヴァイオリン)
髙木竜馬(ピアノ)
プログラム エルガー:愛の挨拶
ガーシュイン:歌劇『ポーギーとベス』より「サマータイム」
モンティ:チャールダーシュ
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ ト長調より 第2楽章「ブルース」
グリーグ:夜想曲 Op.54-4(ピアノソロ)
J.ウィリアムズ:『シンドラーのリスト』より メイン・テーマ
久石譲:『ハウルの動く城』より 「人生のメリーゴーランド」
ラヴェル:ツィガーヌ
ポンセ:エストレリータ
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
主催 一般財団法人長野市文化芸術振興財団
協賛 ミヤザワピアノ調律研究所
助成 文化庁文化芸術振興費補助金
劇場・音楽堂等活性化・ネットワーク強化事業(地域の中核劇場・音楽堂等活性化)│独立行政法人日本芸術文化振興会

公演レポート

毎年大好評をいただいている「金クラ」シリーズ。全回チケットソールドアウトの今年度、12月15日は三浦文彰さんのヴァイオリン・リサイタル!ピアノは髙木竜馬さんです。息の合ったお2人の魅力あふれる演奏と、肩の力を抜いたカジュアルなトークも楽しいひとときとなりました。

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まずは、エルガー《愛の挨拶》で幕開け。優雅な音色が響きわたります。
お客さまと距離の近いコンサートということで、曲間のトークもお2人の素顔がうかがえるようなリラックスした雰囲気です。プログラムも、クラシックの名曲だけでなくさまざまなジャンルから選曲されました。

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ガーシュウィン作曲の歌劇『ポーギーとベス』より「サマータイム」はとってもジャジーで、新鮮に感じた方も多かったのではないでしょうか?とくに終盤のドラマチックな展開に惹きつけられる、魅力あふれる演奏です。続くモンティ《チャールダーシュ》は、迫力ある超絶技巧を堪能するにはもってこいの1曲。そして三浦さんいわく「おしゃれな曲」、ラヴェルの《ヴァイオリン・ソナタ ト長調》より第2楽章「ブルース」を披露。ヴァイオリンもピアノも自由自在に、独特の世界を紡いでいく様子から目が離せません。

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曲間のトークでは、同い歳の三浦さんと髙木さんが、初めて会った時のエピソードも。16歳の時、ウィーンで紹介されて知り合ったというお2人。三浦さんはハノーファー国際コンクールで優勝したばかりの頃で、髙木さんからみた第一印象は「髪を立てた派手なルックスが衝撃だった。本当にヴァイオリン上手いの!?と思った」のだそうです!共演を重ねて、今ではとっても息が合う関係に。この日の演奏でも、存分に感じていただけたことと思います。

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そして髙木さんのピアノ・ソロでグリーグ《夜想曲 Op.54-4》も披露。長野の印象について、「一時期よく訪れていたノルウェーと空気が似ていると感じる」と話す髙木さん。また金曜よるのリサイタルということで、長野の夜の雰囲気にふさわしい曲を、と選曲されました。やわらかく美しいピアノをたっぷり聴けるひとときです。

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以前のコンサートで、映画音楽を2人で演奏してみたら面白く好評だったということで、ここで2曲を披露。『シンドラーのリスト』よりメイン・テーマと、『ハウルの動く城』より「人生のメリーゴーランド」を演奏しました。映画の世界にどっぷり浸れる、心地良い音色です。

本編最後はヴァイオリンの名曲で締め括りました。ラヴェル《ツィガーヌ》はスリリングなヴァイオリン・ソロから始まり、“オーケストラのようなピアノ”も楽しめる壮大な1曲です。ポンセ《エストレリータ》を挟んで、ラストはサラサーテ《ツィゴイネルワイゼン》。ドラマチックなヴァイオリンの音色とテクニックは迫力に満ちています。会場中が息をのむように聴き入り、大きな拍手が起こりました。

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アンコール1曲目は、シュニトケ《きよしこの夜》。一風変わった、ならぬ“百風変わった”衝撃の演奏に、驚きの声や笑いも起こりました。そして最後は、皆さんお待ちかねの大河ドラマ「真田丸」メインテーマ。毎週ワクワクしながらこのテーマ曲をテレビで聴いていた!という方も多かったのではないでしょうか?そんな長野の皆さんの期待に応えるような、凛々しい演奏で幕を閉じました。
ヴァイオリンの力強い音色や超絶技巧、息ぴったりなピアノとの美しいアンサンブルをさまざまな曲で楽しめるリサイタルとなりました。

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ご来場ありがとうございました。

<本日のアンコール>
シュニトケ:きよしこの夜
服部隆之:「真田丸」メインテーマ

<アンケートより>
♪三浦さんの音色は本当に光沢があって美しいです。飾らないトークも良かったです。髙木さんと息が合いますね。2人共ウィーンの音楽気質があり、楽しさやユーモアも感じられました。
♪初めてヴァイオリンのリサイタルを聞きましたが、ヴァイオリンに対してのイメージが変わりました。三浦さんの音色はのびやかでつややかで聞きほれてしまいました。長野に来てくださってありがとうございました。
♪有名どころとユニークな曲をとりまぜた演目は大変良かった。髙木さんのグリーグも、戸隠の森を歩いているようで素晴らしかった。
♪カジュアル感がたまらなく楽しい演奏でした。ヴァイオリンの音色も素晴らしく、堪能しました。
♪選曲は馴染みな曲が多く親しみが持てた。中間にピアノソロの演奏も入り、変化がありよかった。ラヴェル:ツィガーヌに感動!
♪さすが!!という演奏に感動しました。お話は、かわいらしい方なのだな…と思い意外でした。最後の真田丸も素晴らしかったですが、ツィゴイネルワイゼンの迫力に圧倒されました。ピアノの髙木さんもすばらしかった!
♪やわらかな和音、歌っているヴァイオリンの音色に始終うっとりしました。特に、メロディアスな曲はもうずっと聴いていたかったくらい。とても楽しく、ぜいたくな時間を過ごすことができました。

DATE
2023年12月15日(金)
19:00開演(18:15開場)
VENUE
リサイタルホール
TICKET
【全3回セット券】※予定枚数終了
¥8,500

【1回券】※予定枚数終了
¥3,000

ウェルカム・ワンドリンク付き
(開場時間のみ)
全席指定・税込

その他プレイガイド

  • 長野市芸術館チケットセンター
    TEL 026-219-3191 [10:00-19:00/火曜定休]
  • オフィス・マユ
    TEL 026-226-1001 [平日 9:30-17:30]
    https://www.office-mayu.com

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