Performances & Events金曜よるのクラシック・リサイタルシリーズ vol.8 菊池洋子 ピアノ・リサイタル

概要

大好評企画!会社帰り、お出かけ帰りに、ふらりとカジュアルにクラシックを楽しめるトーク付きコンサート。
ご帰宅前にちょっと寄り道して、ゆったりと夜の時間を過ごしてみませんか?

全3回セット券がお得です!!

vol.7(11月18日)TAIRIK(ヴィオラ)は こちら
vol.9(2023年1月13日)彌勒忠史(カウンターテナー)は こちら

■チケット発売日 全3回セット券 8月27日(土)10:00~
         各回 9月3日(土)10:00~

出演者 菊池洋子(ピアノ)
プログラム シューベルト:即興曲集 第3番 変ロ長調 Op.142-3
ベートーヴェン:ピアノソナタ 第23番 ヘ短調 Op.57『熱情』
サティ:ジムノペディ 第1番/ジュ・トゥ・ヴ
ベッリーニ(ビゼー 編曲):歌劇『ノルマ』より 清らかな女神よ
ショパン:華麗なる円舞曲 第1曲 変イ長調 Op.34-1
ショパン:3つのエコセーズ Op.72-3, 4, 5
ショパン:華麗なる円舞曲 第3曲 ヘ長調 Op.34-3
ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ Op.22
主催 一般財団法人長野市文化芸術振興財団
特別協賛 長野都市ガス株式会社
協賛 ミヤザワピアノ調律研究所

公演レポート

金曜日の夜にとびきり贅沢な時間を気軽にお楽しみいただける「金クラ」シリーズ。12月はピアノの菊池洋子さんが登場しました。
コンサートは休憩なしの構成ですが、その中で3部の構成をとっています。

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シューベルト、サティの作品で構成される第1部、ベッリーニの『ノルマ』とショパンの作品の第2部、そして第3部はベートーヴェンの三大ソナタの1つ「熱情」。

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第1部は、1週間の一区切りに優しい、ゆったりと、そして夜のイメージを感じさせる作品たちです。こころがほぐれていくような《即興曲集第3番》、静かな夜の光景が浮かぶ《ジムノペディ》、そして「あなたが大好き」という邦訳も相まって、女性らしい恋の心の弾みを思わせる《ジュ・トゥ・ヴ》。今夜のリサイタルが贅沢な時間になると予感させる序盤です。

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プログラムを見て、ショパンの前にベッリーニの作品が入っているのはなぜ?と思わせたその謎は、菊池さん自身から明かされます。ショパンはベッリーニの音楽を愛し、オマージュをささげたということ。美しい旋律は、確かにショパンに通じるものを感じます。

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小品を挟みながらぐんぐん盛り上がって、《アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ》でその華やぎは最高潮に達します。きらきらと輝く音色は、ピアノが喜んで歌っているようです。

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そして第3部にあたる、ベートーヴェンのピアノソナタ「熱情」。
ベートーヴェンの悩みと自省、そして文字通りの「熱情」を、凄まじい迫力と美しい音色で奏でました。

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ベートーヴェンの苦悩と、一方でこの時代に進化を遂げていくピアノという楽器への作曲家の興奮がびしびしと伝わってきます。最終楽章の迫力の中にも一つ一つの音が美しく粒立って、きりりとした表情も感じられ、圧巻でした。

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熱狂と興奮の後は、今夜の眠りを安らかに誘うようなアンコール。
短めのコンサートではありますが、満足度120%の夜をお過ごしいただけたのではないでしょうか。

ご来場ありがとうございました。

<本日のアンコール>
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲より アリア
草川信(斎藤高順 編曲):ゆりかごのうた

<アンケートより>
♪時間帯に合わせた曲目で、とてもリラックスしました。また、後半にかけて盛り上がり、終始鳥肌が立っておりました。アンコールの草川さんの演奏とても嬉しかったです。
♪短い時間の中にベートーヴェン、ショパンの名曲が入り、充分に楽しむことができました。ありがとうございました。
♪ベートーヴェンの思いが直に伝わってくるような《熱情》の演奏に圧倒されました。熱演をありがとうございました。
♪素晴らしい演奏で感動しました。生の演奏はCDとは比較になりませんね。
♪どの曲も、私には親しみのある曲で気持ちよく聴かせていただきました。『ノルマ』の1曲、ピアノで聴くのは初めてでした、素敵!《熱情》は素晴らしい演奏でした。ピアノそのものについてのお話もとても良かったです。Goldberg!!ありがとう!
♪ピアノの響きが今まで聴いた中で一番透明な響きだった。
♪私の一押しの菊池洋子さんはやっぱり素晴らしかった。ショパンはゴージャスの極み!《熱情》はトランス状態に入りました。私が知る一番ゴージャスなピアニストさんです。
♪最初から癒されました。《ジムノペディ》は生で初めて聴き、感動しました。ショパンの曲ではポーランドの空の下にいるような気持ちでした。ベートーヴェンの《熱情》では、同じピアノなのかと思うほどの迫力に圧倒されました。《ゆりかごの歌》で、今日はゆっくり眠れそうです。
♪最後のベートーヴェンに圧倒されました。ショパンとベッリーニの関係なども、とても興味深かったです。
♪力強くもあり繊細でもあり、引き込まれる演奏でしたよ

DATE
2022年12月16日[金]
19:00開演(18:15開場)
VENUE
リサイタルホール
TICKET
全3回セット券¥8,500
8月27日(土)10:00~発売

各回¥3,000
9月3日(土)10:00~発売 

(全席指定・税込)

その他プレイガイド

  • 長野市芸術館チケットセンター
    tel:026-219-3191 [10:00~19:00/火曜定休]
  • オフィス・マユ
    tel:026-226-1001 [平日9:30~18:00]
    https://www.office-mayu.com

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