Performances & Events水曜ひるまのクラシック・リサイタルシリーズvol.29 塚越慎子 マリンバ・リサイタル
概要
平日の昼さがり、上質で贅沢なクラシック・コンサートを気軽に聴いてみませんか?
大好評シリーズ5年目!
トップバッター4月は、シリーズ初の打楽器奏者で、今、大注目のマリンビスト塚越慎子が登場!!
①チケット完売が続くトップ・アーティストたちの演奏が間近に聴けるチャンス!
②誰もが知る名曲のほか、アーティストが思う「長野市・長野の自然をイメージする作品」がプログラムされる!
③毎回異なる楽器をフィーチャー。アーティストのトークコーナーもあるので、知っているようで知らない楽器のマメ知識もゲット!
④アーティストそれぞれがオススメする全国各地選りすぐりのスイーツ付。開演時から終演後まで、ホールホワイエでお配りいたします。
◆全8回シリーズ券が断然お得です!!!
いち早くチケットお求めのチャンス!!
【全8回シリーズ券】 ¥24,000 ⇒¥21,000 (スイーツ付・全席指定・税込)
窓口/電話/チケットオンライン: 2022年2月5日(土)10:00~
※全8回シリーズ券は予定枚数終了しました。
◆各公演のチケット発売
4月~7月 一般発売:2月19日(土)~
9月~12月 一般発売:6月25日(土)~
各公演 ¥3,000 (スイーツ付・全席指定・税込)
長野市芸術館チケットセンター TEL:026-219-3191 [10:00~19:00/火曜定休]
長野市芸術館チケットオンライン[インターネット予約] 長野市芸術館Webサイト
オフィス・マユ TEL:026-226-1001 オフィス・マユWebサイト [平日9:30~18:00]
出演者 | 塚越慎子(マリンバ) 須藤千晴(ピアノ) |
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プログラム | ハチャトゥリアン:剣の舞 サン=サーンス:白鳥 K. ステンスガード:サルサ・メキシカーナ ピアソラ:ロマンティコ S. コセンティーノ:パンデモニウム ベートーヴェン(山中惇史 編曲):ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」Op.13より 第2楽章 ガーシュウィン(植田あさ子 編曲):ラプソディ・イン・ブルー 武満徹(塚越慎子 編曲):MI・YO・TA 武満徹(山中惇史 編曲):小さな空 納所弁次郎(佐久間あすか 編曲):うさぎとかめ モンティ:チャールダーシュ |
主催 | 一般財団法人長野市文化芸術振興財団 |
協賛 | ミヤザワピアノ調律研究所 |
公演レポート
大人気の「水曜ひるまのクラシック・リサイタルシリーズ」。2年ぶりにリサイタルホールに帰ってきました。
今年度の初回は、塚越慎子さん(マリンバ)が登場です。ピアノは須藤千晴さん。華やかなお二人、きらきら輝く春の日差しのようです。
マリンバのリサイタルはシリーズ初。そして芸術館初です(ロビー・コンサートでは1回開催)。お客様も、どんな音が聴けるかわくわく、興味津々。
始まりは、ステージ上に須藤さんがただ一人。そしてそこに、シロフォンを首から下げた塚越さんが、演奏しながらの登場となりました。楽しい演出に客席が沸きます。
曲は《剣の舞》(ハチャトゥリアン)。こんな風に目の前で、走るマレット(撥)を見ながら聴くと、より迫力が感じられます。続く《白鳥》(サン=サーンス)は、豊かな響きが、白鳥のふくよかで柔らかい質感も感じさせます。
続いての2曲はマリンバ・ソロ。
《サルサ・メキシカーナ》(K.ステンスガード)は、南国の午後を思わせる楽しい曲ですが、片手に3本のマレット、合計6本。さらに両足首に楽器を巻き付けるという超絶技巧曲。ひとりの奏者の身体からこんなに複雑な音とリズムが生まれていることに驚きます。
さらに《ロマンティコ》(ピアソラ)は美しく抒情的で、マリンバの響きが深い思いを語ります。
さらにピアノも加わって《パンデモニウム》(S.コセンティーノ)。タンゴのエネルギッシュな楽しさを堪能します。ラテンの音楽とマリンバの相性の良さが印象的。
べートーヴェン《ピアノ・ソナタ「悲愴」》の第2楽章は、演奏活動15周年を機にマリンバとピアノのために編曲を依頼したということ。マリンバ独特の湧き上がるようなあたたかい音色が、この旋律の美しさを引き立てます。
そして、前半最後は《ラプソディ・イン・ブルー》(ガーシュウィン)。転がるような音色が、ガーシュウィンの生きた良き時代のアメリカの明るい喧騒を思わせ、心が弾みます。
後半はおなじみのトークコーナーでスタート。初めての打楽器・マリンバの登場で、お客様も興味津々。
楽器との出会い、今に至るまでのたびたびの転機のお話からは、天真爛漫、素直でまっすぐな人柄がうかがえます。さらに、楽器の機構、特に「木琴(シロフォン)」との違いについては、初めて知ったという方も多いのではないでしょうか。また、みんな気になるあの沢山のマレット、持っている数は「平均何百本、私は2000本」という数にも驚きです。
長野をイメージする曲は、武満徹による美しいマリンバ・ソロの2曲《MI・YO・TA》《小さな空》。
そしてピアノの須藤さんを再び迎えて《うさぎとかめ》(納所弁次郎/佐久間あすか)に続きます。おなじみの♪もしもしかめよ、かめさんよ…♪がおしゃれな響きに変奏されていく楽しさを堪能。
本篇はおなじみ《チャールダーシュ》で幕を閉じました。
音楽が大好きで、マリンバの響きを心から愛している塚越さんの、「大好きな曲を沢山聴いてほしい」という思いがたっぷりこもった、楽しくあたたかいリサイタルとなりました。チャーミングな人柄と音楽にすっかり魅了された方も多かったと思います。
ご来場ありがとうございました。
<アンコール曲>
リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行
<アンケートより>
♪圧巻です!マリンバという楽器の奥深さも初めて知ることが出来、また、塚越さんの「みなさんに喜んでもらいたい」という気持ちも十二分に触れることが出来た。とてもとても素敵な時間でした。心からお二人に感謝です。
♪《チャールダーシュ》いろいろな楽器で聴きましたが、マリンバ最高!《サルサ・メキシカーナ》かっこよかった。《ラプソディ・イン・ブルー》、どんな演奏かしらと…始まったら、あ、そこはそう行くのか!とか、ワクワクドキドキ楽しく、ディズニーのキャラクターたちが楽しそうに踊り演奏する様子が見えるようでした。
♪表現力が豊かなマリンバとピアノの音色が素晴らしかったです。マリンバの仕組みもよくわかり、楽しくお話を聴けました。
♪マリンバの暖かくて深みのある音色に癒されました。素人からすると、マレット4本での演奏も超人的に見えるのに、マレット6本+足も使っての演奏は、目を見張るものがありました。ピアノの須藤さんとの息の合わせ方もよかったです。ステキなひと時をありがとうございました。
♪武満徹の静けさの中でのシリアスな音、マリンバはこういう現代的な音楽が素晴らしく表現に優れる気がしました。
♪マリンバの生演奏を聴くのは初めてです。豊かな響きで驚きました。ぬくもりが伝わってくるような音が良いですね。6本マレットは目を見張りました。素晴らしかったです。
♪初めてのマリンバリサイタル、素晴らしい演奏、テクニックもスゴイ。ピアノも最高でした。
♪マリンバのリサイタルは珍しいので、聴けてうれしいです。6本マレットでの演奏はすごい技ですね。マリンバとマレットについても教えて頂けて勉強になりました。武満作品のメロディの美しさ、感動的でした。美しいスイーツもありがとうございます。
♪包み込まれるようなハーモニー、硬質な響き、マリンバの魅力の幅広さ!超絶技巧と親しみやすいトーク、笑顔にぐいぐい引き込まれました。《小さな空》では、曲の美しさもですが、踊りのような演奏姿もうっとりでした。リサイタルホール、息遣いまで伝わるような近さ、やはり良いですね!
♪打楽器でここまでできるのという驚き、感激。弱音と強音の対比が印象的。
♪マリンバ…初めての演奏会でした。音色もいろいろあるのですね~。マレットの違いかしら…?頭蓋骨~脳内に響いてきた時はびっくりでしたー!お話も上手で楽しめました。個人的には《小さな空》良かったです。マリンバの音が青空に溶けていくようでした~♪
♪トークもとても良かった。なかなかあんなに聴けないし。チャーミングな方。ソロの音のすばらしさ、応援しています。感激しました。
- DATE
- 2022年4月20日[水]
13:30開演(13:00開場) - VENUE
- リサイタルホール
- TICKET
- 【全8回シリーズ券】
¥21,000 ⇒ 2/5(土)10:00 発売開始
※予定枚数終了
【単券】
¥3,000 ⇒ 2/19(土)10:00 発売開始
*いずれも、ぷちスイーツ付・全席指定・税込
その他プレイガイド
- 長野市芸術館チケットオンライン
https://www.nagano-arts.or.jp - 長野市芸術館チケットセンター
tel: 026-219-3191 [10:00~19:00/火曜定休] - オフィス・マユ
tel: 026-226-1001[平日9:00~18:00]
https://www.office-mayu.com