Performances & Events水曜ひるまのクラシック・リサイタルシリーズ vol.49 吉田 誠 クラリネット・リサイタル

概要

平日昼下がりのリサイタルホールで、上質で贅沢なクラシック・コンサートを気軽に聴いてみませんか?

大好評シリーズ7年目!
9月は、楽器だけでなく指揮も学びプロデュースにも携わるマルチな新時代クラリネット奏者、吉田 誠が登場!

【水クラ ここがポイント】
1 チケット完売が続くトップ・アーティストたちの演奏が間近に聴けるチャンス!
2 誰もが知る名曲の他、アーティストが考える「長野市・長野の自然をイメージする作品」がプログラムされる!
3 毎回異なる楽器をフィーチャー。アーティストによるトークコーナーもあるので、知っているようで知らない楽器の豆知識もゲット!
4 アーティストそれぞれがオススメする全国各地えりすぐりのスイーツ付!!開演時から終演後まで、ホールホワイエでお配りいたします。

◆全8回シリーズ券が断然お得です!!! 
【全8回シリーズ券】※予定枚数終了
¥24,000 ⇒¥21,000 (スイーツ付・全席指定・税込)

◆各公演のチケット発売 
4月~7月公演  一般発売:2月17日(土)~ ※4・6・7月公演 予定枚数終了
9月~12月公演 一般発売:6月22日(土)~ ※10・11月公演 予定枚数終了
各公演 ¥3,000 (スイーツ付・全席指定・税込)

出演者 吉田 誠(クラリネット)
鈴木隆太郎(ピアノ)
プログラム G. フィンジ:5つのバカテル Op.23
藤倉 大:タートル・トーテム [クラリネット・ソロ(2019)]
ヴォーン=ウィリアムズ:ヴァイオリンとピアノのためのロマンス(クラリネット版)
ラヴェル:「5つのギリシャ民謡」より 第1曲)花嫁の目覚め
               第3曲)私と比べられる男は?
               第5曲)なんて楽しい!
ドビュッシー:第一狂詩曲
J. ヴィドマン:5つの断章(1997)
ブラームス:クラリネット・ソナタ ヘ短調Op.120-1
主催 一般財団法人長野市文化芸術振興財団
協賛 ミヤザワピアノ調律研究所

公演レポート

厳しい暑さにようやくやわらぎが見え始めた9月、水クラは下半期に突入!今回は吉田誠さんによるクラリネット・リサイタルです。

繧ソ繧吶う繧キ繧吶ぉ繧ケ繝・240918-d004.jpg

 

黒いマオカラースーツのシックな装いで登場した吉田さん。幕開けは印象的なフレーズで始まったG.フィンジ《5つのパガテル Op.23》。澄んだ空気、山と緑、青い空という景色浮かんでくるこの曲を長野のイメージとして選曲されたそうです。5つの小品をいきいきと描いていく奏者お二人の姿は耳だけでなく目にも楽しく、舞台から目が離せません。

繧ソ繧吶う繧キ繧吶ぉ繧ケ繝・240918-d048.jpg


次に、どこか和の響きを感じさせる無伴奏曲、藤倉大《タートル・トーテム》。
そしてクラリネットの音色がなんとも言えず、うっとりと聴かせるヴォーン=ウィリアムズ《ヴァイオリンとピアノのための「ロマンスとパストラーレ」よりロマンス・クラリネット版》と多彩なプログラムが続々と。
前半最後の曲はラヴェル《「5つのギリシャ民謡」》から3曲、ドビュッシー《クラリネットとピアノの為の第一狂詩曲》と一気に。曲間にマイクを持って話す吉田さんの穏やかな口調も心地よく、曲の持つテーマや背景がストンと胸に収まりコンサートをさらに楽しませてくれます。

繧ソ繧吶う繧キ繧吶ぉ繧ケ繝・240918-d058.jpg

 

後半はトークコーナーから。楽器との出会いは中学3年生の頃友人に誘われて入った吹奏楽部がきっかけで。学校の廊下に響いたクラリネットの音にゾクっと感じるものがあったこと、何か専門技術で生きていきたいと思っていた自分の将来の夢とが運命的な出会いを果たし、今日にいたるとのこと。クラリネットの魅力はその音域・音量・音色の幅の広さに可能性が尽きない点にあると熱く語っていただきました。

繧ソ繧吶う繧キ繧吶ぉ繧ケ繝・240918-d038.jpg


トーク後半にはピアニストの鈴木隆太郎さんも参加してにぎやかに続きます。鈴木さんにとって吉田さんはピアニストとしての幅を広げてくれる相手であり、吉田さんにとって鈴木さんは演奏はもちろんのこと、とにかく知的で尊敬できる相手で、プライベートな付き合いでも楽しく過ごせるすばらしい存在だそうです。

繧ソ繧吶う繧キ繧吶ぉ繧ケ繝・240918-d042.jpg

 

トーク明けのJ.ヴィドマン《5つの断章》では、クラリネットとピアノによる実験的音楽の世界が。クラリネットを知り尽くしているといわれる作曲家によるこの作品では、内部奏法によるピアノ演奏も。聴いたことのない音色に客席も興味津々です。

繧ソ繧吶う繧キ繧吶ぉ繧ケ繝・240918-d050.jpg


本編を締めくくるのは、こちらも長野をイメージして選曲されたというブラームス《クラリネット・ソナタ ヘ短調Op.120-1》。澄み切ったピアノの音色、まろやかで会場の空気を心地よく震わせるクラリネットの息の合った絶品のハーモニーで終演となりました。
ご来場ありがとうございました。

繧ソ繧吶う繧キ繧吶ぉ繧ケ繝・240918-d065.jpg

 

<アンコール>
クララ・シューマン《「3つのロマンス」より第1曲》

<アンケートより>
♪クラリネットという楽器、よく知っていたはずなのに初めて聴いたかのような優しい音色、不思議な音たちに出会いました。奥深くて魅力的な楽器だと思いました。
♪「タートル・トーテム」幻想的な音楽ですごく印象的でした。
♪初めての内部奏法感激!お二人の息の合った演奏素晴らしかったです。
♪クラリネットの音色はこんなにも多彩だったのかと大変驚かされました。ヴィドマンではピアノとクラリネットの可能性にびっくりしました。ピアノからドラの様な音がしたり、クラリネットから風の様な音がしたり、面白かったです。
♪情感豊かに語り掛けるような演奏が印象にのこりました。国も時代もレパートリーに富んだプログラムでしたが、特に後半の2曲は対照的で面白かったです。

DATE
2024年 9月18日(水)
13:30開演(13:00開場)
VENUE
リサイタルホール
TICKET
【全8回シリーズ券】
¥21,000 ※予定枚数終了

【1回券】
¥3,000⇒ 6月22日(土)発売

ぷちスイーツ付き
全席指定・税込

その他プレイガイド

  • 長野市芸術館チケットセンター
    TEL 026-219-3191 [10:00-19:00/火曜定休]
  • オフィス・マユ
    TEL 026-226-1001 [平日 9:30-17:30]

カテゴリー