Performances & Events黒木岩寿プロデュース ラ・ストラヴァガンツァ東京 +森 麻季

概要

バロック・アンサンブルでありながら自在に時空やジャンルを飛び越える、黒木岩寿が主宰する ラ・ストラヴァガンツァ東京。
今年度のテーマは、本気の「直球バロック」。ゲストに森 麻季を迎え、バロック・オペラを中心に挑みます。
天使の歌声と凄腕バロック・アンサンブルの競演をお聴き逃しなく!


*出演者変更のお知らせ(2024.03.16追記)

ラ・ストラヴァガンツァ東京のチェリスト渡邉辰紀は、都合により出演ができなくなりました。
代わりまして、辻本 玲が出演いたします。
その他の出演者変更、ならびに曲目の変更はございません。
何卒、ご理解、ご了承のほどお願い申し上げます。


 

■ 12/16(土) 10:00~ チケット発売

 

出演者 ラ・ストラヴァガンツァ東京
ゲスト:森 麻季(ソプラノ)
プログラム ヘンデル : 合奏協奏曲 ハ短調 Op.6 No.8 HWV326
ヘンデル : 歌劇『ジュリオ・チェーザレ』より 
       序曲
       アリア “ Non disperar chi sà ? ” がっかりしないで
       アリア “ V’adoro pupille ” 麗しき瞳よ
       アリア “ E pur cosi un giornó…Piangero ”
          つらい運命に涙はあふれ
       アリア “ Da tempeste il legno ” 難破した船が嵐から
ヴィヴァルディ: ヴァイオリン協奏曲集 Op.3《 調和の霊感》より 
          第7番 ヘ長調 RV567 (4つのヴァイオリンとチェロのための)
C.P.E.バッハ: シンフォニア 第5番 ロ短調 Wq.182( H.661)
主催 一般財団法人長野市文化芸術振興財団

公演レポート

コントラバス奏者・黒木岩寿さんが主宰するバロック・アンサンブル「ラ・ストラヴァガンツァ東京」。今回の公演のテーマは「直球バロック」!
森麻季さん(ソプラノ)をゲストに迎え、弦楽アンサンブルと高らかな歌声をたっぷり堪能できるコンサートとなりました。

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まずは、ヘンデル《合奏協奏曲 ハ短調 Op.6 No.8 HWV326》からスタート。バロック音楽らしさ満点の格調高い雰囲気で、チェンバロの音にも引き込まれます。弦楽アンサンブルならではの、繊細さも迫力も感じられる演奏です。

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続いて同じくヘンデルの歌劇『ジュリオ・チェーザレ』より《序曲》、そして森さんが登場してアリア2曲《“Non disperar chi sà ?” がっかりしないで》と《“V’adoro pupille” 麗しき瞳よ》。森さんの歌声は自由に駆け回るようだったり、ゆったりとしたあたたかさだったり、さまざまな表情が感じられます。コンサート後半では同じく『ジュリオ・チェーザレ』より《“E pur cosi un giornó…Piangero” つらい運命に涙はあふれ》で、森さんの清らかなソプラノがひときわ美しく響き渡ります。黒木さんも「腰が抜けるほど素晴らしい!」と絶賛する歌声が絶品!

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また、ラ・ストラヴァガンツァ東京といえばヴィヴァルディ!ということで、ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲集 Op.3《調和の霊感》より第7番 へ長調 RV567(4つのヴァイオリンとチェロのための)。黒木さんが「全員、ソロを平気でガンガン弾けるけど、それでいてとっても協調性のある演奏者たち」と紹介したように、それぞれの音が美しく調和し合います。

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そして再び『ジュリオ・チェーザレ』よりアリア《“Da tempeste il legno” 難破した船が嵐から》を。森さん自身が「今日はほぼアドリブのヴォーカルで、いろんな技巧を駆使して、超バロックな演奏にしてみました」と話すように、いきいきと歌いこなす超絶テクニックに魅了されます。

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本編最後は、C.P.E.バッハ《シンフォニア 第5番 ロ短調Wq.182(H.661)》。「和音が変態的」で独特な1曲ですが、「風変わり」を名前に冠するラ・ストラヴァガンツァ東京にはよく似合うかも?意欲的な選曲も楽しんでいただけたことと思います。

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アンコールにヘンデルの歌劇『リナルド』よりアリア《私を泣かせてください》。あたたかい弦楽器の音色に、ヴォーカルも優しく響きます。
そして最後は、山田武彦さん(チェンバロ)がアレンジの《信濃の国》。急遽参戦!のマラカスも加わったり、「しなの!」の掛け声があったり、特別な《信濃の国》をリラックスした雰囲気の中で楽しんでいただけたのではないでしょうか?

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ラ・ストラヴァガンツァ東京が奏でるバロック音楽の味わい深さや格好良さと、森さんの美しいソプラノを心ゆくまで堪能できる、スペシャルなコンサートとなりました。

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ご来場ありがとうございました。

<本日のアンコール曲>
ヘンデル:歌劇『リナルド』より 私を泣かせてください
山田武彦 編曲:信濃の国

<アンケートより>
♪森麻季さんの声が鈴の音色のようで演奏と合っていて素敵でした。チェンバロの音も久し振りに生で聞けて幸せでした。
♪ヘンデルの難しいアリア、技巧的にも大変な曲を素晴らしく歌われていて観劇でした!
♪すごく良かった。歌も演奏もすばらしかった。最後の「しなの」は楽しかった!
♪ラ・ストラヴァガンツァ東京の皆様の弦の響きの美しさ、森さんの透き通るようなソプラノを存分に楽しめました。
♪今日は森麻季さんの素晴らしさを心底体感しました。後半に入って、スイッチ入ってしまったみたい。ガンツァをバックに森さん、かっこいい~!
♪バロックが好きで、とても素晴らしく楽しい時間を過ごさせていただきました。森麻季さんの歌声を生で聴けて感動しました。美しすぎました。小鳥のさえずりのようでした。それからヴィヴァルディも最高でした。

DATE
2024年3月16日(土)
14:00開演(13:15開場)

■ 12/16(土) 10:00~ チケット発売
VENUE
メインホール
TICKET
前売券 ¥4,500
当日券 ¥5,000
(全席指定・税込)

その他プレイガイド

  • 長野市芸術館チケットセンター
    TEL 026-219-3191 [10:00-19:00/火曜定休]
  • e+(イープラス)
    https://eplus.jp
  • ヒオキ楽器本店シャコンヌ【窓口販売】
  • 美鈴楽器本店【窓口販売】

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