Performances & Events加藤昌則 plays 加藤昌則 自作自演 ピアノ・リサイタル

概要

作曲家でありピアニストの加藤昌則が20年ぶりに挑む、自作のピアノ曲ほぼすべてを網羅した「自作自演ピアノ・リサイタル」
音楽家・加藤昌則のすべてが解る、どこにもない独奏会へようこそ。

 

長野市芸術館の開館以来、人気企画「ぶっとび!クラシック」講座を6年間継続し、                          長野市民の皆さんの耳と知識が耕されたこのタイミングで                                     加藤昌則による、「自作しか弾かないステージ」をお届けいたします。

演奏会だけど・・・しゃべる!?しゃべらない!?さぁ、どっち???                              ​

加藤昌則が紡ぎ奏でる世界を、ぜひ体感してください。
 

■ 12月2日(土)10:00~ チケット発売

 

【加藤さんからのコメント動画part1~5】




出演者 加藤昌則(作曲家・ピアニスト)
プログラム Splash! Music!! ~SBCラジオ「ぶっとびクラシックでR(あーる」テーマ(2023)
ブーレ (1984)  
デジリングダンス (1994) 
夢の前のワルツ (1993) 
ダイヤモンドダストは雪原に散る (1995) 

四季の詩 ~季節のための12の調べ(2021-2022)より
 4月 桜香春光 
 5月 若葉の翳る時
 6月 翠雨
 7月 海までの一本道(世界初演)
 8月 夕立と陽炎  (世界初演)
 9月 長月のメリーゴーランド
 10月 瞑色のソリチュード
 11月 銀杏のある小道
 12月 サンタが来るまで、そっとおやすみ
 1月 初春のロンド
 2月 若葉の夢と約束
 3月 やがてその雨は、新たな春を祝う(世界初演)

前奏曲 (1991) 
デュエット (1992) 
風と海とカッペリの花 (1996) 
幻想とコラールの果て (1998)
トッカータ (1994)  
主催 一般財団法人長野市文化芸術振興財団
特別協賛 長野都市ガス株式会社
助成 文化庁文化芸術振興費補助金 劇場・音楽堂等活性化・ネットワーク強化事業
(地域の中核劇場・音楽堂等活性化)
独立行政法人日本芸術文化振興会

公演レポート

6年継続の人気レクチャー企画「ぶっとび!クラシック」講座にはじまり、長野市芸術館の主催公演ではおなじみの作曲家・ピアニストの加藤昌則さん。
今回は、そんな加藤さんが自作曲だけを披露する「自作自演 ピアノ・リサイタル」! 数々の人気曲から12歳で作曲した作品、MCを務めるラジオ番組のテーマ曲まで、自作のピアノ曲ほぼすべてを網羅したとっておきのソロ・リサイタルになりました。

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まずは、SBCラジオ「ぶっとびクラシックでR(あ~る)」のテーマ曲《Splash! Music!!》で華やかに幕開け。今年度も5回にわたって開催した「ぶっとび!クラシック」講座の中で初披露&公開ライブ録音までおこなった1曲です。

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続く《ブーレ》は小学6年生の時に作曲した最初のピアノ作品で、昨年発表の最新作《Splash! Music!!》から一気に時間を超えるような特別なギャップ選曲。会場中がじっと耳をすませているのが感じられます。《デジリングダンス》、《夢のまえのワルツ》、《ダイヤモンドダストは雪原に散る》は90年代に加藤さんが作曲した3曲。それぞれに大きく異なる、当時の加藤さんの作曲家としてのさまざまなチャレンジがうかがえます。

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そして、全曲通すのは今回が世界初!『四季の詩 ~季節のための12の調べ』。NHK-FM「鍵盤のつばさ」で2021年度、毎月1回の各放送回で新作を披露する企画で生まれた作品です。4月から始まり、季節をめぐって3月までを通して聴くと、どんどん変わっていく景色が浮かんでくるよう。あたたかかったり静かだったりするそれぞれの季節のイメージが、加藤さんの感性を通して鮮やかに表現されています。12ヵ月12曲の中に、お気に入りの曲はありましたか?

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終盤ではおなじみの人気曲や、加藤さんを語るうえで外せない5曲を披露。夏をテーマにした《前奏曲》の壮大さ、《デュエット》のロマンチックなあたたかさ、《風と海とカッペリの花》の思い出など、どの曲も強いキャラクターをもっています。
本編最後は、加藤さん自身が「私の原点」という《トッカータ》。この曲からみなぎるエネルギーは特別です。

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本編中はほぼトーク無し(禁止!?)で演奏を続ける加藤さんに、驚かれた方もたくさんいたかもしれません……ということで、「アンコールではちょっと肩の力を抜いて聴いてもらえれば」と即興演奏を披露!お客様から挙げられた「ラ・ファ#・レ」の3つの音を使って「悲しく始めて楽しく終わる」1曲を演奏しました。そして「鍵盤のつばさ」テーマ曲も披露し、最後まで加藤さんの自作曲だけをたっぷり堪能するリサイタルとなりました。

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加藤さんいわく「30年前に書いた曲を、30年後も弾いているとは思っていなかった。1曲1曲に思い入れがあり、とても濃いリサイタルでした」と話していましたが、まさに加藤さんのすべてが解るような特別な時間となりました。

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ご来場ありがとうございました。

<本日のアンコール曲>
即興演奏
加藤昌則:「鍵盤のつばさ」テーマ曲

<アンケートより>
♪「私のコトバは音楽である」という言葉で始まった今日の演奏会。おっしゃったとおりの、作曲家の加藤さんを味わい尽くすような時間でした。作曲家自らの思いが綴られた解説を読み演奏を聴く。こんな贅沢がほかにあるでしょうか。魔術を見ているようなトッカータ。本当に圧巻でした。ブラボー以外の言葉がありません。
♪想いのこもった演奏でした。以前、ラジオ等で聴いたよりも濃く、輝きがあるようでした。
♪初回のぶっとびからずっと通い続けて良かった、こんなにたくさんの美しい曲を書く才能ある加藤さんを知れて良かった、と思います。私も底辺ではありますがピアノを続けて、これからも楽しく弾いていきたいです。私は9月生まれ、「長月のメリーゴーランド」大好きです♡即興演奏、感激しました!
♪ブーレは、全体から見ると幼さも感じたが、それがとても良かった。風と海とカッペリの花は聴けば聴くほどシチリアに行きたくなるしトッカータは圧巻だった。
♪「ダイヤモンドダストは雪原に散る」とてもステキな曲だと思いました。四季の詩、それぞれの季節(月)の特徴が表現されていて、解説にあるようにその季節の様子が思い浮かびました。7月、8月は自然のエネルギーが放たれる感じで力強く、聴き応えがありました。「風と海とカッペリの花」好きです。

DATE
2024年3月2日(土)
14:00開演(13:30開場)

■ 12月2日(土)10:00~ チケット発売
VENUE
リサイタルホール
TICKET
¥3,500
(全席指定・税込)
※未就学児入場不可

その他プレイガイド

  • 長野市芸術館チケットセンター
    TEL 026-219-3191 [10:00-19:00/火曜定休]
  • e+(イープラス) https://eplus.jp
  • ヒオキ楽器本店シャコンヌ【窓口販売】
  • 美鈴楽器本店【窓口販売】

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