Performances & Events加藤昌則のぶっとび!クラシック2025【協奏曲ってなぁに?】 4時間目:ドヴォルザーク「チェロ協奏曲」
概要
作曲家・ピアニストの加藤昌則といっしょにクラシック音楽の奥深い世界へのとびらをひとつ、ふたつと開けちゃうクラシック音楽講座。
楽器の魅力を最大限に魅せる「協奏曲」とは!?
オーケストラとソリストの関係は?作曲家がソリストに託したものとは?
知れば知るほど面白くなるクラシックの世界へ、加藤昌則がお招きいたします。
■ 7月12日 (土)10:00~ チケット発売
| 出演者 | 加藤昌則(作曲家・ピアニスト) |
|---|---|
| プログラム | 4時間目:ドヴォルザーク「チェロ協奏曲」 |
| 主催 | 一般財団法人長野市文化芸術振興財団 |
公演レポート
2018年以来続く「ぶっとび!クラシック・シリーズ」。今年は「協奏曲ってなぁに?」をテーマに、数々の協奏曲を解説していきます。
4時間目の開催は12月24日、クリスマス・イヴ!ということで、今年も加藤昌則サンタクロースが登場!靴下を準備して眠っている芸術館スタッフ……もとい、良い子たちのところへ、加藤サンタがプレゼントを持ってきました。
自身のクリスマスの思い出については、「サンタさんからのプレゼントに、楽譜をリクエストするような小学生だったんです」と加藤さん。そんなクリスマス・イヴのレクチャー、取り上げたのはドヴォルザーク《チェロ協奏曲》です。
代表的なチェロ協奏曲として知られる1曲ですが、派手さのない地味な印象に、加藤さんも当初は「何が良いんだろう!?」と思っていたそう。
ドヴォルザークが作曲した協奏曲は、ピアノ協奏曲、ヴァイオリン協奏曲、チェロ協奏曲の3曲のみ。とくにチェロ協奏曲を作曲することにしたのは、チェリスト・作曲家のヴィクター・ハーバートのチェロ協奏曲を聴いたことがきっかけだったといいます。
そんなドヴォルザークが書いたチェロ協奏曲の大きな聴きどころは終盤、第3楽章の長いコーダ部分。初恋相手でもあった義姉が病に倒れたことを受け、書き終えていたコーダ部分を書き直して最終的な完成の形になりました。また、第2楽章にも義姉の好きだった歌曲の旋律が取り入れられているなど、義姉に対する深い想いが込められています。
「曲のクオリティはもちろん、ドヴォルザークの個人的な心情も盛り込まれたことで、ドラマを見ているかのように感動的な作品になっている」と加藤さんの言葉にも力が入る、重要なエピソードです。背景を知ると、曲の聞こえ方も大きく違って感じられるのではないでしょうか。
そんな今回の演奏曲は、ドヴォルザーク《ユモレスク》。鉄道が好きだったドヴォルザークが、汽車がレールの上を進んでいく様子をヒントに書いたといわれています。
「人生を振り返って曲に投影しているような味わいが、チェロ協奏曲にも通じるものがあるのでは」と選曲されました。有名な作品ですが、聴きなじみのあるメロディにいっそう心を打たれるような演奏です。
これで終演、と思いきや、クリスマスプレゼントとしてもう1曲!加藤さんの作品でクリスマスといえば、「On the Christmas day」より Introductionを。
今夜聴けるかも、と楽しみに来られた方も多かったのでは?ただ華やかな雰囲気とは違う、加藤さんの個人的なクリスマスへの思いも反映された作品は、今回のレクチャーともリンクするような深みをもって響きました。
ご来場ありがとうございました。
<本日の演奏曲>
ドヴォルザーク:ユモレスク
加藤昌則:「On the Christmas day」より Introduction
<アンケートより>
♪作曲家のバックグラウンドを知る大切さを実感しました。コーダの部分、感動的でした。
♪ドヴォルザークの人間性が解説によってよくわかり、好きになりました。チェロ協奏曲をもう一度じっくり聴きます。
♪始まりの加藤さんのサンタ、とっても面白かったです。クリスマスイヴに音楽に包まれるなんて幸せです。チェロにもっと注目してオーケストラの音楽を聴いていきたいです。美しい曲でした。
♪作曲家も人としての人生を仕事に表現していたのだと当たり前のことを再認識して感動しました。
- DATE
- 2025年 12月24日(水)
18:30開演(18:00開場) - VENUE
- リサイタルホール
- TICKET
- [一般]
5回セット券 ¥4,500
各回 ¥1,000
[高校生以下]
5回セット券 ¥2,400
各回 ¥500
いずれも全席指定・税込
※未就学児入場不可
■7月12日(土)10:00~ チケット発売
その他プレイガイド
- 長野市芸術館チケットセンター
TEL 026-219-3191 [10:00-19:00/火曜定休]