Performances & Events加藤昌則のぶっとび!クラシック2025【協奏曲ってなぁに?】 2時間目:チャイコフスキー「ピアノ協奏曲 第1番」
概要
作曲家・ピアニストの加藤昌則といっしょにクラシック音楽の奥深い世界へのとびらをひとつ、ふたつと開けちゃうクラシック音楽講座。
楽器の魅力を最大限に魅せる「協奏曲」とは!?
オーケストラとソリストの関係は?作曲家がソリストに託したものとは?
知れば知るほど面白くなるクラシックの世界へ、加藤昌則がお招きいたします。
■ 7月12日 (土)10:00~ チケット発売
| 出演者 | 加藤昌則(作曲家・ピアニスト) |
|---|---|
| プログラム | 2時間目:チャイコフスキー「ピアノ協奏曲 第1番」 |
| 主催 | 一般財団法人長野市文化芸術振興財団 |
公演レポート
2017年以来続く「ぶっとび!クラシック・シリーズ」。今年は「協奏曲ってなぁに?」をテーマに、数々の協奏曲を解説していきます!
10月29日開催の2時間目に取り上げたのは、チャイコフスキー「ピアノ協奏曲 第1番」です。
今回は全3楽章からなるこの曲を順を追って解説。ピアノ協奏曲の中でも特によく知られた作品ですが、今回のように全体を深く掘り下げながら聴いたことがある方は意外と少ないのではないでしょうか?
チャイコフスキーが友人ルービンシュタインに捧げた曲でありながら、当初ルービンシュタインは理解できず酷評したというエピソードも。「皆さんはルービンシュタインの二の舞にならないように…」ということで、メロディの特徴と魅力、ソナタ形式の約束事を逸脱した部分、その特殊さや面白さなどなど、聴きどころ満載の1曲を丁寧に紐解いていきます。
ただ聴いているだけではわからないポイントもたくさんあるので、今回も加藤さん流に、より面白く聴くための切り口をたっぷりレクチャーいただきました。
そしてお楽しみの加藤さんの本日の演奏曲は、前週に初演されたばかりだという新曲《Aim for the Moon》。文字のない絵本とのコラボレーションで生まれた曲ということで、加藤さんいわく「音楽で物語る」チャイコフスキーにあわせて、物語と深い関係にある新曲が選ばれました。なんとも想像力を掻き立てられる1曲、楽しんでいただけたでしょうか?
ご来場ありがとうございました。
<本日の演奏曲>
加藤昌則:Aim for the Moon
<アンケートより>
♪解説していただくことで音楽聴くのがすごく楽しくなります。
♪形式にこだわらずメロディで聴衆を魅了することがわかりました。
♪メロディが本当に好きで、最初のホルンから始まる第一楽章も印象に残っていていいのですが、私は第二楽章が好きなので、今日のお話おもしろかったです。
♪ピアノ以外の聴きどころや、主題のメロディを知ることができ、次回この曲を聴くのが楽しみになりました。
♪チャイコフスキーのピアノ協奏曲…というと第一楽章の頭で、オーケストラが主でピアノが伴奏する形で始まるので、普通じゃないなとは感じていましたが…部分部分でみていくとそれだけではないチャイコフスキーの技が見えるようでした(魔術師とも言えるような)
♪1、2、3楽章のちがいが細かくわかり、よかったです。最後のピアノ演奏よかったです。どんな場面なのかな?と想像しながら聴きました。
- DATE
- 2025年 10月29日(水)
18:30開演(18:00開場) - VENUE
- リサイタルホール
- TICKET
- [一般]
5回セット券 ¥4,500
各回 ¥1,000
[高校生以下]
5回セット券 ¥2,400
各回 ¥500
いずれも全席指定・税込
※未就学児入場不可
■7月12日(土)10:00~ チケット発売
その他プレイガイド
- 長野市芸術館チケットセンター
TEL 026-219-3191 [10:00-19:00/火曜定休]