Performances & Events加藤昌則のぶっとび！クラシック2025【協奏曲ってなぁに?】　１時間目：「ピアノ協奏曲オンパレード！」

公演レポート

2018年以来続く「ぶっとび！クラシック・シリーズ」。今年は「協奏曲ってなぁに？」をテーマに、数々の協奏曲を取り上げて解説していきます。
9月23日開催の１時間目、例年は毎回水曜日の夜に開催しているこのシリーズですが、今年の１時間目は祝日の昼に初開催の特別仕様。「今回初めて来場した」という方も多かったのではないでしょうか？レクチャーの内容も「ピアノ協奏曲オンパレード!!」として複数の作曲家のピアノ協奏曲を取り上げるオムニバス形式で、ボリューム満点のレクチャーとなりました。

「また今年もこのレクチャーの季節……」と加藤さんの声が聞こえたかと思うと、なんと客席側後ろ扉から登場。マイクを手に会場の皆さんに話しかけながら、ステージに上がります。
今回取り上げた作曲家は、モーツァルト、ベートーヴェン、シューマン、リスト、ラフマニノフ、プロコフィエフの６人。

それぞれの代表的なピアノ協奏曲の特徴や魅力、エピソードなどを、お馴染みの加藤節で解説していきます。笑いを誘う小道具や、ぶっちゃけトークのようなウラ話も満載です。

今回の解説のポイントは、それぞれのピアノ協奏曲の“出だし”の部分。注目すべき部分がわかると、なんとなく聴いていた曲もグッと面白く感じられるのが、レクチャーの魅力です。
６曲をそれぞれ聴いていくと、時代の移り変わりによる変化もわかりやすかったのではないでしょうか？

そして皆さんお待ちかねの加藤さんによる初回のピアノ演奏曲は、12ヵ月12曲からなる自作『四季の詩』より《８月 夕立と陽炎》。加藤さんいわく「一番華やかな曲」ということで、ドラマチックな演奏で締めくくり、まさに“オンパレード”な見どころ盛りだくさんの１時間目となりました。

ご来場ありがとうございました。

＜本日の演奏曲＞
加藤昌則：『四季の詩』より ８月 夕立と陽炎

＜アンケートより＞
♪クラシック音楽について今まで知らなかったことをたくさん知れました。普段はポップスばかり聴いているけれど、作曲家の背景や歴史を知って、これからたくさんクラシックを聴きたいと思いました！
♪音楽史的な話がとても面白かった。作曲家がつながってる感じが興味深かった。
♪ふわっと入ってくるウラ話（実は本題？）がとても面白いです。
♪作曲家が生きた時代やその人の背景を知ると聴き方が変わると思った。あらためて協奏曲をきいてみようと思った。
♪クラシックって素敵と思い始めたのがこの「ぶっとび」の講座を聴き始めてからです。音符も読めないけど、ハートで聴いています。
♪あらためて、それぞれの協奏曲をじっくり聴いてみたくなりました。どんな名曲も先人たちの勇気ある取り組みの上に誕生するのだなと感動しました。