Performances & Eventsランチタイム・ピアノ・ガラ・コンサート
概要
「長野市芸術館 ランチタイム・ピアノ・コンサート」に出演経験のある長野ゆかりのピアニスト12人によるガラ・コンサート。
長野市芸術館が所有する4台のスタインウェイ・ピアノをステージに並べ、ソロ、2台ピアノ、3台ピアノ、4台ピアノの編成で演奏。
■ 10月11日 (土)10:00~ チケット発売
| 出演者 | 石坂愛 大森晶子 小川至 奥村美佳 神林杏子 久保亮太 小宮山愛 小山香織 小山貴之 梨本卓幹 深沢雅美 水澤未来 |
|---|---|
| プログラム | ショパン:幻想ポロネーズ Op.61(ピアノ1台) ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲(ピアノ2台) ハチャトゥリアン:組曲『仮面舞踏会』より「ワルツ」(ピアノ3台) J.シュトラウスⅡ世:『こうもり』序曲(ピアノ4台) ほか |
| 主催 | 一般財団法人長野市文化芸術振興財団 |
| 協力 | ミヤザワピアノ調律研究所 |
公演レポート
金曜日のお昼の時間帯に隔月で開催している「ランチタイム・ピアノ・コンサート」。長野ゆかりのピアニストが出演し、2019年4月のスタートからこれまでの開催は47回にのぼります。
そんなランチタイム・ピアノ・コンサートに出演経験のあるピアニスト12人によるガラ・コンサートを開催しました。
ステージ上に並べられたのは、当館所有の4台のスタインウェイ・ピアノ。ピアニストが12人出演する演奏会はなかなかありませんが、スタインウェイが4台並ぶコンサートも珍しいもの。今回はそんなスペシャルな舞台で、ソロ、2台ピアノ、3台ピアノ、4台ピアノとさまざまな編成で芸術館のピアノを味わう、お祭りのような大ボリュームのコンサートとなりました。

オープニングは、小川至さん、久保亮太さん、小山貴之さん、梨本卓幹さんの演奏。早速、今回ならではの4台ピアノによるシュトラウス二世『こうもり』序曲で幕開けです。4台のピアノは、メインホールの2台、リサイタルホールの1台、リハーサル室の1台。それぞれのピアノの特徴に耳を澄ませて、その違いも楽しんでいただけたでしょうか?
第二部では、石坂愛さん、大森晶子さん、奥村美佳さん、小山香織さんによるドビュッシー『ベルガマスク組曲』より「月の光」、そして第三部では神林杏子さん、小宮山愛さん、深沢雅美さん、水澤未来さんによるピアソラ《オブリヴィオン(忘却)》と《エスクワロ(鮫)》を4台で。さらに3台ピアノでも、ハチャトゥリアン『仮面舞踏会』より「ワルツ」や、サン=サーンス『動物の謝肉祭』より「白鳥」などたっぷりお聴きいただきました。


今回の3台・4台ピアノの曲はすべて、出演者の一人である梨本さんの編曲です。アンコール含め12曲を編曲した梨本さんは「大変でした」と笑顔を見せながら、「それぞれ素晴らしい12人が集まる機会なので、曲の聴かせどころを分けられるように意識して、お客さまにも色々な方向から色々な音が聞こえることを楽しんでもらえるように工夫しました」とこだわりを聞かせてくれました。司会を務めた深沢さんも「ピアノのオーケストラのよう!」と絶賛。

そして、2台ピアノでもドビュッシー《牧神の午後への前奏曲》など3曲を、さらにソロピアノもたっぷりと!奥村さんによるショパン《バラード第4番 ヘ短調 Op.52》と小山香織さんによるショパン《マズルカ 第32番 嬰ハ短調 Op.50-3》、そして大森さんによるショパン《幻想ポロネーズ》、3曲とも同じピアノを使用してのショパンの演奏で、三者三様の音色を味わっていただけたのではないでしょうか。

コンサートの最後は、12人全員・4台ピアノによる演奏!グリンカ『ルスランとリュドミラ』序曲と、ホルストの組曲『惑星』より「木星」をいずれも梨本さんの編曲で披露しました。この日を逃せばまず聴く機会はない4台24手の音は、まさにオーケストラのような厚み。ピアノだけの音の重なりの面白さや、12人の呼吸が揃う瞬間の迫力を、存分に感じていただけたことと思います。


アンコールは《信濃の国》を梨本さんによる編曲で、もちろん12人で。アレンジも際立って広がりを感じられる、鮮やかなフィナーレとなりました。
ソロから4台24手まで、さまざまな編成でピアノの音を味わい尽くすコンサートとなりました。

「ランチタイム・ピアノ・コンサート」は2026年度も隔月で開催します。次回は4月24日(金)12:15から、出演は滝沢友理恵さんです。今後も、長野ゆかりのピアニストによる贅沢なお昼のコンサートをぜひお楽しみに。
ご来場ありがとうございました。
<本日のアンコール>
北村季晴(梨本卓幹 編曲):信濃の国
<アンケートより>
♪ソロ演奏はもちろん、2台、4台それぞれ演奏者の個性も活かしつつハーモニーが美しく、編曲の素晴らしさ!聴きごたえたっぷりでした。
♪どの曲目も、身を乗り出して楽しんで聴けました。出演された方々のこれからのご活躍が楽しみです。
♪3台、4台の編曲がとても良かった。別の曲に聞こえたり、もっと多くのピアノがあるように聞こえたり、感動した。
♪4台のピアノ、なかなかお目にかかれないコンサート。華やかな音を楽しめました。益々、ピアノに親しみが湧きました。
♪12人24手…想像もつかない、世界の立体感、深さと突き抜ける宇宙感、とんでもないもの聴きました。形容しがたいです。信州のピアニストさんがめちゃかっこよくて、泣けました。
♪よく知っている有名な曲も、編曲によってさらに素敵になっていました。ピアノによって特長が違うのも面白かったです。また、4台のピアノの音色がとても綺麗に調和していてすごいと思いました。
- DATE
- 2026年 2月 7日(土)
14:00開演(13:30開場) - VENUE
- メインホール
- TICKET
- 2,000円
(全席指定・税込)
※未就学児入場不可
■ 10月11日 (土)10:00~ チケット発売
その他プレイガイド
- 長野市芸術館チケットセンター
TEL 026-219-3191 [10:00-19:00/火曜定休]