Performances & Eventsジェイコブ・コーラー　ソロピアノ JAZZ コンサート

公演レポート

真夏の暑さもやわらぎ、前日の雨も上がった9月6日（土）、アクトスペースで「ジェイコブ・コーラー ソロピアノ JAZZ コンサート」を開催しました。
チケットは発売開始早々にソールドアウト！アメリカ出身・日本在住で、動画サイトやメディア出演など広く活動されているジェイコブさんの生演奏を楽しみに、長野市内外から多くのお客様にご来場いただきました。

この公演は、会場の中心にピアノが置かれ、四方を客席が囲む特別な配置。ピアノとの距離の近さに驚かれた方もいらっしゃったのではないでしょうか？

ジャズスタンダードから映画やアニメ作品でお馴染みの曲、ジェイコブさんのオリジナル曲など、ピアノ１台で繰り広げられるパフォーマンスをたっぷり堪能できる約２時間のコンサート。
《ピアノ・マン》を含むビリー・ジョエルのメドレーや、《人生のメリーゴーランド》など、ジェイコブさんのYouTubeチャンネルでも人気の曲が満載です。
ピアノの細かな音色はもちろん、リズムをとるジェイコブさんの足音まで聞こえる会場で、生演奏だからこその迫力が際立ちます。

ジャズのグルーヴやエネルギーを感じられる前半に続いて、後半ではより幅広く、さまざまなジャンルから選曲。広島の被爆ピアノとの出会いから生まれたというオリジナル《Prelude For Peace》や、《戦場のメリークリスマス》では繊細な響きに会場中が耳をすまして、鍵盤を叩く音まで聞こえるようです。

曲間には和やかなMCも挟んで、《ルパン三世のテーマ》については「日本に来たばかりの頃、ピアノ教室で教えていた小学生の生徒さんが弾きたい！とリクエストしてきて、この曲を知った」というエピソードも。

「同じ会場でも、リハーサルで弾くのと、お客さんが入るのとでは全然ちがう。本番はお客さんのエネルギーも伝わってきてとても楽しい」との言葉もありましたが、会場の真ん中でピアノを弾くジェイコブさんの姿はいきいきとして、とってもパワフル。言葉どおりステージを楽しんでいるのが伝わってくる、自由自在なパフォーマンスでした。

ピアソラ《リベルタンゴ》で情熱的に本編を締めくくり、アンコールではチャップリンの《Smile》を披露。
終演後のサイン会では、たくさんの方がジェイコブさんに熱く感想を伝える姿も印象的でした。
ご来場ありがとうございました。

＜本日のアンコール＞
Smile

＜アンケートより＞
♪とても臨場感があり興奮した。ピアノを演奏する指づかいが見れたり、生の音を体感できてうれしかった。まるで体の一部のようにピアノを弾いていてすばらしかった。
♪ジェイコブさんは想像以上にご本人がスイングされていて、聴いているこちらもその迫力に魅了されました。
♪YouTubeでいつも演奏を聴いていますが生で見れてとてもよかったです。
♪「ジャズピアノ巡り」大好きな曲なので聴けて良かったです。生演奏はやはり最高でした！「Prelude For Peace」心が洗われるようでした。
♪コロナ禍、ジェイコブさんの動画を楽しみ、励まされてきました。今日は初めて実際の演奏をお聴きできて、本当にうれしく思います。