Performances & Events音楽の絵本 CALYPSO カリプソ

公演レポート

長野県内各地の学校の夏休みが終わりを告げる週末は、ひときわ気温も上がる暑い日となりました。毎年恒例の音楽の絵本、みんなの大好きな動物たちが長野市芸術館メインホールにやってきました。
今年はお馴染みの金管五重奏「ズーラシアンブラス」に加えて、パーカッションのドール、「弦うさぎ」からコントラバスのジョン、たたきのトリアイリス（パーカッション）と去年デビューしたばかりのスカーレット（スティールパン）！さらには長野県の天然記念物にも指定されているオコジョ（ギター）という豪華な顔ぶれとなりました。

動物たちの登場に、会場からは大きな歓声がきこえてきます。暑い夏にぴったりの《アンダー・ザ・シー》でコンサートがスタートです。

今回のコンサートのタイトル「カリプソ」とは、トリニダード・トバゴ発祥の音楽。カリプソに欠かせないのが、そこで生まれた楽器、スティールパン！スカーレットが叩くスティールパンの透き通る優しい音色が、会場を青い空と青い海、白い砂浜に一変させます。

それに続くのはモーツァルト《交響曲第40番》。オコジョのギュイーンと唸るギターも聴きごたえのある、これまで聴いてきたどのモーツァルトとも違うノリノリでうきうきな一曲！

金管五重奏のメンバーたちも加わりながら楽器の紹介、ダンス、動物たちのゆかいなやり取りが盛りだくさんのステージです。子供たちの歓声、ステージに呼びかける大きな声、たくさんの拍手で会場が揺れます。

指揮もさることながら動物たちのリーダー オカピのキレキレのダンスに目を奪われる方も少なくなかったのでは？

夏を楽しむとびきりのコンサートとなりました。
ご来場ありがとうございました。

＜本日のアンコール＞
アメリカ民謡（編曲 山口尚人）：スイングロー・スイート・チャリオット

＜アンケートより＞
♪会場全体で「楽しい」があふれていて幸せでした。
♪馴染みのある曲から、演奏のすごさが感じられる場面がたくさんありました。また絶対会いにきます。
♪ユーモアたっぷりのキャラクターだが演奏が超一流なのがよい。ズーラシアンブラス目当てでしたが、スティールパンの演奏を生で聴けていい体験でした。
♪知っている曲のアレンジに驚きました！よかった！！
♪親子でたのしめました。また来ます。
♪小さな子供たちの素直な反応と動物さんたちの素晴らしい演奏であっという間でした。
♪マレーバクがねてるのがおもしろかった。
♪くろうさぎかっこいい
♪トラがおもしろくて、音がきれいでとても楽しいコンサートだった。ボレロもいつかききたい。
♪みんないっしょうけんめいでかっこよかった。