Performances & Events長野市芸術館ジャズ・フェスティバル 2025　DAY-2

公演レポート

今年で7回目を迎える長野市芸術館ジャズ・フェスティバル。
今回も、ジャズ・フュージョン・ブルーズとさまざまなジャンルのミュージシャンが集まり、２日間の熱いステージとなりました。

5月18日（日）のDAY-2は、3バンドが登場！

◆blues the - butcher - 590213（ブルーズ・ザ・ブッチャー）
　永井ホトケ隆（Vo,G）　沼澤尚（Ds）　中條卓（B）　KOTEZ（hca,Vo）　ゲスト：藤井康一（Sax,Vo）

２日目は、ゲストを加えた５名で幕が上がります。骨太のブルーズサウンドに、キレのいいステップがきらりと光る、見ているだけで自分も体が動き出すようなハーモニカが印象的。鈍色のサックスが響いたかと思うと、歌でも盛り上げる藤井康一さん。ニューオリンズというキーワードでの選曲、有名曲の数々にとにかくかっこいい大人たちの世界！

最後には会場を巻き込んで振り付けまでキメて客席と一体となりました。

【セットリスト】
Blues after hours
Next time you see me
In the night
No More Doggin'
Up the line
Let The Good Times Roll
Zing zing
Got My Mojo Workin'

◆Keiko Lee "Duo" with 高橋佑成
　Keiko Lee（Vo）　高橋佑成（P）

続いてはピアノとヴォーカルのデュオにグッと雰囲気が落ち着きます。ハスキーで心にずんと染み込むケイコ・リーさんの歌声が聴かせます。

波紋のように広がりのある高橋佑成さんのピアノと対話するかのようなステージ。「彼でないとできないアレンジ」とケイコさんと作り上げたアレンジで《Yes Sir, That’s My Boy》を。立ち姿も艶やかに、暗いステージに黒いドレスが美しく浮かび上がります。アンコールではなんとケイコさんみずからピアノを弾く姿も！

【セットリスト】
Misty
You Stepped Out of a Dream
We Will Rock You
Yes Sir, That’s My Boy
Spring Can Really Hang You Up The Most
On a Clear Day
《アンコール》
imagne

◆本多俊之 スーパー・セッション
　本多俊之（Sax）　是方博邦（G）　安藤正容（G）　須藤満（B）　佐藤奏（Ds）

２日間の最後を飾ったのは、サクソフォン奏者本多俊之さん率いるスペシャルメンバーによるライブ。その名も本多俊之 スーパー・セッション。本多さん、メンバーはもちろん会場ともコミュニケーションをとりリラックスした空気を作りながら、圧巻の《inase night》《Blues of Flower》。エネルギーの溢れる佐藤奏さんのドラムに、今回本多さんとは初共演というベース須藤満さん。ツインギターの分厚いサウンドが本多さんの眩しい音色のサクソフォンに同調します。

メンバーそれぞれがマイクを持つ場面も沸き、２日間の最後を飾るに相応しいスペクタクルなフィナーレとなりました。

【セットリスト】
inase night
Blues of Flower
my mama told me so
watching the river flow
LAST BALLAD
《アンコール》
マルサの女

ジャズの名の下に集結した、全くカラーの異なる５組の熱狂の2日間 いかがでしたでしょうか。ぜひ来年の開催もお楽しみに！
ご来場ありがとうございました。

＜アンケートより＞
♪色々なジャンルが聴けて楽しめました。スーパーセッションのメンバーにはしびれました。
♪どのプレイヤーもすばらしくて期待以上の時間を過ごしました。
♪ブッチャーさん最高！
♪ケイコ・リーさん聴きたくてきました。久々にじっくり聴けました。
♪本多さんとスーパー・セッションのメンバーの方々が楽しそうなのがよかった。
♪ブルーズの良さを知りました。生きててよかったです。