Performances & Events長野市芸術館ジャズ・フェスティバル 2025　DAY-1

公演レポート

今年で7回目を迎える長野市芸術館ジャズ・フェスティバル。
今回も、ジャズ・フュージョン・ブルーズとさまざまなジャンルのミュージシャンが集まり、２日間の熱いステージとなりました。

5月17日（土）のDAY-1は、２バンドが登場！

◆江藤良人 ハードバップ・セッション
　江藤良人（Ds）　松島啓之（Tp）　田中邦和（Ts）　近藤和彦（As）　田中菜緒子（P）　若井俊也（B）

心地よいドラムソロが会場の空気を震わせ、高まる気持ちを最大限に引き出すオープニング。《So What》の繰り返されるフレーズの中で、それぞれの楽器の持ち味をこれでもかというほど聴かせるソロに観客席からはたまらずに拍手がわきおこります。

《Mamacita》や《Be Bop》と続く中、一人一人がマイクを持ってしゃべる場面も印象的です。「この場所でビバップができる貴重な機会を楽しみたい」と語るメンバー。ニヤリと目配せしながらセッションを楽しんでいる、そんな渋い大人の時間に酔わされます。

【セットリスト】
So What
Mamacita
Naima
Be Bop
Funky Chu

◆アコースティック・ウェザーリポート
　クリヤマコト（P）　納浩一（B）　則竹裕之（Ds）　ゲスト：小沼ようすけ（G）

続いてはガラリと空気が変わります。《Intro Blues》でインパクトのあるピアノが会場をあっという間に彼らの世界に飲み込むパワフルなステージ。

キレのあるドラムにどっしりとしたベース、ピアノは文字通り踊ります。聴くというよりは感じる。そんな３人の圧倒的な演奏を楽しむだけに留まらず、後半はゲストにギターが登場！会場は最高潮のまま、うねる音の渦に飲み込まれ一気に最後まで。

アンコールを終えてもお楽しみは終わりません。なんと、本日の出演者全員ステージに登場して《Cantaloupe island》。会場からは驚きと喜びの混ざった声も。拍手と喝采の中1日目が終了しました。

【セットリスト】
Intro Blues
Barbary Coast
Donna Lee
Havona
In a Silent Way
Three views of a secret
Elegant people

《アンコール》
Birdland
Cantaloupe island

＜アンケートより＞
♪近くで聴くことができる、ほどよい空間でよかった。
♪日本のトップジャズメンたちによるパフォーマンス最高でした。
♪曲もスタンダードからオリジナルまであり楽しめました。
♪あんなアンコール聴けるなんて最高！！