Performances & Events水曜ひるまのクラシック・リサイタルシリーズ vol.53 石若 駿 パーカッション・リサイタル

概要
平日昼下がりのリサイタルホールで、上質で贅沢なクラシック・コンサートを気軽に聴いてみませんか?
大好評シリーズ8年目!
4月は、ジャンルを縦横無尽に駆け抜けるスーパー・パーカッショニスト石若駿の異色リサイタルが実現!
【水クラ ここがポイント】
1 チケット完売が続くトップ・アーティストたちの演奏が間近に聴けるチャンス!
2 誰もが知る名曲の他、アーティストが考える「長野市・長野の自然をイメージする作品」がプログラムされる!
3 毎回異なる楽器をフィーチャー。アーティストによるトークコーナーもあるので、知っているようで知らない楽器の豆知識もゲット!
4 アーティストそれぞれがオススメする全国各地えりすぐりのスイーツ付!!開演時から終演後まで、ホールホワイエでお配りいたします。
◆全8回シリーズ券が断然お得です!!!
【全8回シリーズ券】 ※予定枚数終了
¥24,000 ⇒¥21,000 (スイーツ付・全席指定・税込)
一般発売:2月8日(土)~
◆各公演のチケット発売
4月~7月公演 一般発売:2月22日(土)~ ※4~6月公演 予定枚数終了
9月~12月公演 一般発売:6月28日(土)~
各公演 ¥3,000 (スイーツ付・全席指定・税込)
出演者 | 石若 駿(パーカッション) 梅井美咲(ピアノ) ゲスト:角銅真実(パーカッション) |
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プログラム | 山中惇史: SAKURA for percussion and piano Taikimen(山﨑大輝): Flat Rhizome〈!- -悲哀- -〉 (世界初演) 石若 駿: playgroundz for percussion and piano 石若 駿: デジャヴ no.7 フランコ・ドナトーニ: オマール ~ヴィブラフォンのための(1985) 石若 駿: JS solo for snare drums ほか |
主催 | 一般財団法人長野市文化芸術振興財団 |
協賛 | ミヤザワピアノ調律研究所 |
公演レポート
水曜ひるまのクラシック・リサイタルシリーズ8年目がスタート。初の打楽器リサイタル。チケットは発売早々にソールドアウト!
石若駿さんは長野市芸術館ジャズ・フェスティバルにも出演いただいたことのある大人気ドラマーですが、今日はマルチ・パーカッショニストとして舞台に。さまざまな楽器がズラリと並びます。
黒一色の装いの石若さん。明かりを落としたステージの中、フロアタムとシンバルを交互に叩きます。自作の《Uzumaki》は、不規則なリズムが次第に勢いを増し、時にタムの上で踊るシンバル、鮮やかな手元とその演奏に最初から会場は釘付けです。
ヴィブラフォンに移動して、クラシックピースのフランコ・ドナトーニ《オマール〜ヴィブラフォン・ソロのための より 第1楽章》を。この楽器を演奏する石若さんがなんだか新鮮に見えます。
そして、ピアニスト 梅井美咲さんの登場。打楽器とのセッションではピアノが打楽器であると再認識できるほど親和性が高く聴こえてきます。
前半最後は世界初演《Flat Rhizome<!--悲哀-->》。コンサートのひとつの楽しみであるプログラムに記載の曲目解説も欠かせません。作曲を手がけたTAIKIMEN(山﨑大輝)さんによるこの曲の解説を片手に、世にも不思議なパーカッションワールドに誘い込まれた方も多かったのではないでしょうか。演奏終了と同時にTAIKIMENさんが紹介されると、会場中が大きな拍手で称えました。
後半の始まりはトークコーナーから。演奏だけでなく、演奏者の生の声でその人の考え方や人柄、素顔を知り、多くの方にコンサート、ライブに足を運ぶきっかけとなってほしい、、そんな思いの詰まった水クラの人気コーナーです。
前半ではいっさいマイクを持たなかった石若さん。ようやく声が聞けました。今回のようなクラシックスタイルのリサイタルは全くの初挑戦で、食事が喉を通らないほど緊張しながらも、反面とても楽しみにしていたとのこと。
石若さんの根底にはJAZZがあり、そこを起点に聴くだけでなく実際自分がその場で演奏したら、体験したらどうなるだろう、どう感じるだろうという多様な音楽体験を求めているうちに、ジャンルに囚われない演奏家になっていたそう。また見事に並んだ楽器について紹介いただく中でも、ボニードラムジャパンのドラムはご自身の名のついた特別なモデルとのこと。ジャズに特化した小ぶりなサイズでありながらジャズに限らない幅広い演奏に長けているそうです。最後に「人をわくわくさせたり、気持ちを揺さぶるストレートな楽器」それがパーカッションの魅力だとお話しくださいました。
さあ、後半の演奏スタートです。ここからはゲスト出演者、角銅真実さん(パーカッション)が登場!《壁》、《Ivy for two vibraphones》、そして、当日発表と添えられたプログラムとして、石若さんのピアノによる角銅さんの溶けるような歌声も。水クラではお馴染みの“長野をイメージする曲”は石若さん自作の《Dejavu for drum set solo》。
さまざまな楽器を身体全体を操って繰り広げるパフォーマンス。鼓膜だけでなく体の至る所を刺激する打音に、跳ね返って降ってくるリズム、最後に残る振動は音楽を「感じる」楽しさ、そして想像力を掻き立てるエネルギーに溢れた印象的なステージとなりました。
ご来場ありがとうございました。
<To Be Announced (当日発表)の曲>
石若駿:ソングブックよりawarere
角銅真実:Lantana
<アンケートより>
♪パーカッションのコンサートは初めてでしたが、響きを身近に体験できました。
♪想像していたパーカッションのイメージが覆りました。最初のシンバルとドラムであれだけ豊かな音が出るのに引き込まれました。原始的でしたし、不思議な感じでした。ピアノと息の合ったセッションすごかった。生で聴けてよかったです。
♪たくさんの打楽器を楽しみました。板一枚と手で音を楽しむことを教えてもらいました。
♪楽器それぞれの音を楽しみ、体も楽器の一部で歌とのコラボも素敵でした。
♪パーカッションは音楽の原点であることを感じました。
♪集中力と躍動感を感じました。
♪無調の音楽の中にいると自然の中にいるような気持ちになれました。
♪石若さん、角銅さんの楽しそうな共演素晴らしかった。
♪体からのリズムが、聴いている私たちも全身熱くなりました
♪このような演奏会は聴く機会が少ないので貴重でした。頭で考えず感じようと思いながら聴きました。
♪トークコーナーのお話がとても面白かったです。楽しい時間と空間を共有できてとてもよかった。
- DATE
- 2025年 4月23日(水)
13:30開演(13:00開場) - VENUE
- リサイタルホール
- TICKET
- 【全8回シリーズ券】 ※予定枚数終了
¥21,000
【1回券】 ※予定枚数終了
¥3,000
ぷちスイーツ付き
全席指定・税込
その他プレイガイド
- 長野市芸術館チケットセンター
TEL 026-219-3191 [10:00-19:00/火曜定休] - オフィス・マユ
TEL 026-226-1001 [平日 9:30-17:30]
