Performances & Events加藤昌則の超ぶっとび！クラシック　１時間目「バロック」

公演レポート

おまたせしました！今年度新シリーズとなる「加藤昌則の超ぶっとび！クラシック」。本日スタートしました。

これまで作曲家を取り上げてきたこのシリーズ、今年は「時代」で音楽の歴史と作曲家たちを語ります。
1時間目は「バロック」。
まず初めに、ヨーロッパの音楽の変遷を、グレゴリオ聖歌から現代まで概略でざっくりとおさらい。「様々な時代がつくってきた音楽を全部楽しめる『現在』の私たちが一番恵まれている」というところから講座がスタート。

加藤さんのこの言葉からも、ここから12月まで、たっぷりいろいろな音楽を学べるんだろうな、とワクワクします。
バロック（ゆがんだ真珠）の意味、当時の流行や曲が生み出される背景や目的、そのために生み出される手法、加藤さんの演奏を交えながら、楽譜を投影しながらの種明かし。

「音楽の父」と呼ばれているバッハよりも「売れっ子」だったヘンデルと、まさかの幕末の日本人との意外なエピソード、ヴィヴァルディ《四季》の鮮烈さなど、「バロック音楽」というとイメージする渋いイメージを覆す面白さは、ますますパワーアップ。
そして、バッハの息子が次の時代へのバトンを渡すエピソードに、確かにこれが連続して今につながっているんだと実感します。

今年は「超」がついて、加藤さんのピアノ演奏もより増量です。
次回以降、ますますヒートアップすること間違いなし。クラシックが新鮮に楽しめる講座に、今回も「ぶっとびー！」でした。

ご来場ありがとうございました。

＜本日の演奏曲＞
J.S.バッハ：平均律クラヴィーア曲集　第1巻 第1曲「プレリュード」

J.S.バッハ：インヴェンション　第1番

加藤昌則：風と海とカッペリの花

＜アンケートより＞
♪とても楽しく学ぶ（知る）ことができました。バロック時代の偉人が、意外と…。今までクラシックは難しいと思っていたのですが、楽しんでいいことがわかりました。

♪クラシックの大まかな時代の流れを知ることができ、バロックの代表的な作曲家の個性を知ることができてよかったです。加藤さんの曲もすてきでした。

♪バッハをバロックの代表格だと思っていました。当時の流行などからするとそうではないというのは目から鱗でした。そのうえで、好きだったバッハがもっと好きになりました。インヴェンションは難しい、というくだり、まさに自分がそうだったので、みんなそうなんだ！と安心しました。

♪少しバロックの印象が変わりました。

♪こういうクラシック講座が聞きたかった。

♪超面白かったです。超楽しかったです。各時代にこんなに特徴がはっきりしていて違いがあるということを改めて知りました。あと4回がとても楽しみです。

♪出勤前にNHK-FMでバロック音楽を聴くときに、今日教えていただいた知識が生きそうです。

♪いろいろな角度からの説明で楽しく、時間の過ぎるのがあっという間でした。

♪バッハと宗教改革の関連は初めてきくお話でした。大変面白かったです。