Performances & Events長野市芸術館ジュニア合唱団 第6回定期演奏会
概要
■9月7日(土)10:00~ チケット発売~
出演者 | 長野市芸術館ジュニア合唱団 指揮:彌勒忠史 ピアノ:瀧澤典江/原瑞穂/宮下静香 ゲスト:小松玲子(パーカッション&サヌカイト) |
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プログラム | 【第1部 ー校内合唱名曲選ー】 ・大切なもの [山崎朋子 作曲] ・HEIWAの鐘 [仲里幸広 作曲] ・Believe [山崎朋子 作曲] ・手紙~拝啓 十五の君へ [アンジェラ・アキ 作曲] ・COSMOS [ミマス 作曲] ・未来へ [信長貴富 作曲] 【第2部 ー4つのAve Mariaー】 ・Ave Maria [グレゴリオ聖歌] ・Ave Maria [Claudio Monteverdi] ・Ave Maria [J.S.Bach/C.Gounod] ・Ave Maria [V.Vavilov] 【第3部 ー 「愛する歌」ー】 女声・同声合唱による10のメルヘン『愛する歌』 [やなせたかし 作詞/木下牧子 作曲] ・ひばり ・ロマンチストの豚 ・海と涙と私と ・きんいろの太陽がもえる朝に ・地球の仲間 ・雪の街 ・ユレル ・さびしいカシの木 ・犬が自分のしっぽをみて歌う歌 ・誰かがちいさなベルをおす |
主催 | 長野市芸術館ジュニア合唱団 一般財団法人長野市文化芸術振興財団 |
後援 | 長野市 長野市教育委員会 |
公演レポート
2018年に長野市芸術館ジュニア合唱団が発足して以来6回目の定期演奏会となります。
今年度現役の声楽家である彌勒忠史さんが音楽監督・指揮者に就任するというビッグニュースから始まった長野市芸術館ジュニア合唱団。就任後初の定期演奏会、合唱団の歌声にどんな変化があったのか楽しみにお越しになったお客様も多いのでは。
3部構成となるコンサート、第1部は「校内合唱名曲選」と題して、小中学校・高校でよく歌われる合唱の名曲の数々を。
彌勒さんのダイナミックな指揮に、瀧澤典江さんとの息の合ったピアノ、だれもが一度は耳にしたことのある曲を団員たちのハーモニーでたっぷり聴かせてくれます。歌には歌詞ばかりでなく歌を楽しむ団員たちの気持ちが聴き手の胸に届く不思議。ゲスト奏者小松玲子さんによるカホンが気持ちよく響きます。
第2部の前に、彌勒さんのトークタイム。驚きのうたのおにいさん時代や、幼稚園から高校までの教員免許を持っている話などで会場が沸きます。今回のスペシャルゲスト小松玲子さんも第1部のシックな装いからふんわりとしたドレスに装いを変えて登場。生の演奏ではなかなか機会のないサヌカイトの説明もたっぷりと。
さて、第2部では「4つのAve Maria」と題して、まずはグレゴリオ聖歌《Ave Maria》を。小松さんによるサヌカイトを伴奏に、合唱団の美しい歌声がホールを満たし、その神聖さに心が凪ぐようです。併せて、宮下静香さんの電子チェンバロも厳かに、今日しか聴けない特別な演奏となりました。
サヌカイトが4つのAve Maria、団員たちの歌声を美しく演出するのはもちろんですが、ソロの小松さん自身の曲《Love Letter》ではたっぷりと1300万年前の石の響きを堪能できました。水の中を漂うような、暗闇で蛍の淡い光が点滅するような、時に電子音にも聴こえる瞬間もある、本当に魅力に満ちた音色。みなさんはどんな風にお聴きになりましたか?
第3部、「愛するうた」ではやなせたかし 作詞/木下牧子 作曲による10曲を。ユニークな題名の曲に、美しいメロディが次々と。ピアノは原瑞穂さん。弾むような曲、すこし淋しげな曲。生き生きとしたピアノに、彌勒さんが子供たちを導く世界が、指揮をする背中から客席にいても感じられ、わくわくします。親御さんの膝の上でリズムをとりながら楽しむお子さんの姿もありました。「やなせたかしさんの詞は子どもと大人では受け取った時の印象が違う、シンプルでありがながら奥深さを感じられる」と彌勒さんから。興味を持ったかた、ぜひその詞にも触れてみてください。
アンコール《群青》を含め全20曲超を歌い切った長野市芸術館ジュニア合唱団。たくさんのレパートリーを形にするには一朝一夕ではない努力がありました。そして、団員達の日々の悩みや成長に向き合う彌勒忠史さんとの新たな絆を感じられたコンサートでもありました。舞台、教壇、指揮台に立つマルチな彌勒先生からの刺激を受けて成長する団員たち。まだまだ長野市芸術館ジュニア合唱団の成長は続きます。
歌が好き、なにか始めてみたい、演奏会をみて感動した。どんな理由でも合唱団に興味をもってもらえたら、それが参加のチケットです。長野市芸術館ジュニア合唱団では、毎年新入団員を募集しています。募集詳細や活動については長野市芸術館ウェブサイト、SNSで随時更新していきます。ぜひ、チェックをお忘れなく!
ご来場ありがとうございました。
(長野市芸術館ジュニア合唱団ウェブサイトはこちら)
<アンコール>
作詞 福島県南相馬市立小中学校 平成24年度卒業生(構成 小田美紀)/作曲 小田美紀/編曲 信長貴富《群青》
<アンケートより>
♪とても素晴らしい歌声でした。ライトとや投影も雰囲気にあってきれいでした。難しい曲に挑戦している合唱団、指揮に引き込まれました。
♪彌勒先生の流れるような指揮素敵でした。私も歌ってみたいです。
♪ピアノ、チェンバロ、サヌカイトで別世界が広がりました。
♪きれいな歌声でとてもよかったです。知っている曲があり、つい私も歌いだしたくなりました。
♪発声がとても豊かになったと感じました。ユニゾンも一体感があってよかった。
♪サヌカイト、初めて聴きましたがとてもすてきでした。日本語が良くわかり詞が伝わりました。
- DATE
- 2024年 11月24日(日)
14:00開演(13:30開場) - VENUE
- メインホール
- TICKET
- 一般 ¥1,000
中学生以下 ¥500
(全席自由・税込)
※未就学児入場不可
■9月7日(土)10:00~ チケット発売