Performances & Events水曜ひるまのクラシック・リサイタルシリーズ vol.51 藤木大地 カウンターテナー・リサイタル

概要

平日昼下がりのリサイタルホールで、上質で贅沢なクラシック・コンサートを気軽に聴いてみませんか?

大好評シリーズ7年目!
11月は国内外で高く評される、天から降り注ぐ魂の歌声をもつカウンターテナー、藤木大地が登場!

【水クラ ここがポイント】
1 チケット完売が続くトップ・アーティストたちの演奏が間近に聴けるチャンス!
2 誰もが知る名曲の他、アーティストが考える「長野市・長野の自然をイメージする作品」がプログラムされる!
3 毎回異なる楽器をフィーチャー。アーティストによるトークコーナーもあるので、知っているようで知らない楽器の豆知識もゲット!
4 アーティストそれぞれがオススメする全国各地えりすぐりのスイーツ付!!開演時から終演後まで、ホールホワイエでお配りいたします。

◆全8回シリーズ券が断然お得です!!! 
【全8回シリーズ券】※予定枚数終了
¥24,000 ⇒¥21,000 (スイーツ付・全席指定・税込)

◆各公演のチケット発売 
4月~7月公演  一般発売:2月17日(土)~※4・6・7月公演 予定枚数終了
9月~12月公演 一般発売:6月22日(土)~※10・11月公演 予定枚数終了
各公演 ¥3,000 (スイーツ付・全席指定・税込)

出演者 藤木大地(カウンターテナー)
岡田 奏(ピアノ)
プログラム H. デュパルク:旅への誘い
フォーレ:月の光
ドビュッシー:星の夜
R. アーン:クロリスに
プーランク:愛の小径
ドリーブ:カディスの娘
ルイギ:ばら色の人生
ベルリオーズ:『夏の夢』Op.7
フォーレ:夢のあとに
加藤昌則:フランス語の詩による連作歌曲「すべては瞑想の中に」より 流星(2024/世界初演)
主催 一般財団法人長野市文化芸術振興財団
協賛 ミヤザワピアノ調律研究所

公演レポート

ピリッと冷え込む朝が増え、冬の訪れを知らせてくれる11月。今月の水クラ出演はカウンターテナー藤木大地さんです。チケット発売早々にソールドアウトとなり、その人気ぶりが伺えます。

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H.デュパルク《旅への誘い》でコンサートスタート。美しいメロディに、藤木さんの柔らかく包み込むような歌声と、ピアノの岡田奏さんの寄り添う音が幻想的な空間を作ります。これから過ごすひとときをきっと特別なものにしてくれる、そんな予感を抱いた方も多かったのでは。

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フォーレ《月の光》、ドビュッシー《星の夜》と次々と美しい夜の世界が展開する前半。さざ波のように降り注ぐ光、キラキラと煌めく光、様々な場面が訪れる中、世界初演となる加藤昌則《流星》。星の瞬きを感じさせるピアノに、夜空に眩しく現われたかと思うと夜闇に消えてゆく流星の一瞬の美しさ、その余韻を見事に歌に乗せる藤木さん。後のトークでご本人が語られましたが、前半で演奏された「夜」をイメージさせる曲こそが長野をテーマに選曲されたプログラムだったとのこと。
そして今回舞台には立ちませんでしたが、もう1人の共演者として長野市芸術館で馴染みの深い加藤昌則さんの存在があります。《流星》作曲者であるだけでなく、当コンサートプログラム全曲解説を執筆するという贅沢な演出も!

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後半はトークコーナーから。長野市を訪れるのはほぼ初めてという藤木さん。長野市の代名詞とも言える善光寺を観光されたとのこと。「蕎麦も食べたよ」と、会場がほっこりと温まるお話で始まりました。

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話題は藤木さんが声楽を始めたきっかけへ。中学の頃に野球部と掛け持ちしていた合唱部が始まりだったそう。百万回聞かれた質問だと言いながらもにこやかに、「風邪をひいて声が出なかった際に裏声を出したのが契機となり訓練を始め、キャリアを積み上げてきた」そう。
そして、ピアニスト岡田奏さんも加わって賑やかなトークタイムに。藤木さんと共演することになったきっかけやお互いの印象についてそれぞれ語っていただきました。岡田さんいわく、「藤木さんと共演することで新しく学ぶことが多い」と緊張感を持ちつつ、音楽を媒体に切磋琢磨する間柄が感じられます。

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再び演奏が始まります。藤木さん、岡田さんともに初挑戦とおっしゃっていたベルリオーズ《夏の夜 Op.7》。軽やかなメロディにフランス語の響き、鮮やかなペールグリーンジャケットで堅苦しさの無いおしゃれな装いの藤木さんと、その歌声。どれもが見事に重なりあって今回のオールフレンチプログラムは一気に終盤へ。
立ち上がって拍手をおくるお客様もいる中、アンコールではアカペラで、谷川俊太郎さんが作詞した《死んだ男の残したものは》。最後のフレーズを歌い上げた後、一瞬だけ天を見上げた藤木さんの姿がとても印象深く心に刻まれるステージとなりました。
ご来場ありがとうございました。

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<アンコール>
エディット・ピアフ《愛の賛歌》
武満徹 作曲/谷川俊太郎 作詞《死んだ男の残したものは》

<アンケートより>
♪素晴らしかったです。心に響きました。流星また聴きたいです。
♪ピアノと歌がとても合っていました。加藤さんの新曲も聴けた!
♪カウンターテナーつやのある伸びやかな歌声に魅了された。
♪パンフレットの解説感謝です。一流の演奏家、作曲者の共演があっという間に過ぎてしまうことを淋しく思いながら過ごしました。
♪岡田さんと藤木さんの二人で作り上げたフランスプログラム、一貫してメローな音楽に癒されました。
♪アンコール曲、涙が止まりませんでした。平和への想いが深く伝わりました。
♪フランスの作曲家によるプログラムはピアニスト、ソリストお二人の絶妙な掛け合わせで素晴らしい世界でした。
♪私の心は1時間半パリにいました。世界を旅して歌いこまれた本物の音を聴かせていただき、幸せでした。

DATE
2024年 11月20日(水)
13:30開演(13:00開場)
VENUE
リサイタルホール
TICKET
【全8回シリーズ券】
¥21,000 ※予定枚数終了

【1回券】
¥3,000 ※予定枚数終了

ぷちスイーツ付き
全席指定・税込

その他プレイガイド

  • 長野市芸術館チケットセンター
    TEL 026-219-3191 [10:00-19:00/火曜定休]
  • オフィス・マユ
    TEL 026-226-1001 [平日 9:30-17:30]

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