Performances & Events水曜ひるまのクラシック・リサイタルシリーズ vol.45 廣津留すみれ ヴァイオリン・リサイタル

概要

平日昼下がりのリサイタルホールで、上質で贅沢なクラシック・コンサートを気軽に聴いてみませんか?

大好評シリーズ7年目!
4月は、TVでも活躍のヴァイオリニスト  廣津留すみれが登場!
ハーバードとジュリアードを極めた話題の才媛、初の長野市公演です。

【水クラ ここがポイント】
1 チケット完売が続くトップ・アーティストたちの演奏が間近に聴けるチャンス!
2 誰もが知る名曲の他、アーティストが考える「長野市・長野の自然をイメージする作品」がプログラムされる!
3 毎回異なる楽器をフィーチャー。アーティストによるトークコーナーもあるので、知っているようで知らない楽器の豆知識もゲット!
4 アーティストそれぞれがオススメする全国各地えりすぐりのスイーツ付!!開演時から終演後まで、ホールホワイエでお配りいたします。

◆全8回シリーズ券が断然お得です!!!  
【全8回シリーズ券】※予定枚数終了
¥24,000 ⇒¥21,000 (スイーツ付・全席指定・税込)

◆各公演のチケット発売 
4月~7月公演  一般発売:2月17日(土)~ ※4月公演 予定枚数終了
9月~12月公演 一般発売:6月22日(土)~
各公演 ¥3,000 (スイーツ付・全席指定・税込)

出演者 廣津留すみれ(ヴァイオリン)
河野紘子(ピアノ)
プログラム J.S.バッハ: 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第3番 ホ長調 BWV1006より ガヴォットとロンド
ヴィヴァルディ: 『四季』より 「春」
大島ミチル: メモリーズ
バルトーク: ルーマニア民俗舞曲
カール・ニールセン: ロマンス ニ長調 CNW61
グリーグ: ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ハ短調 Op.45
主催 一般財団法人長野市文化芸術振興財団
協賛 ミヤザワピアノ調律研究所

公演レポート

7年目を迎えた「水曜ひるまのクラシック・リサイタルシリーズ」の今年度トップバッターは、チケット発売と同時にソールドアウトの大人気、TVでもおなじみの廣津留すみれさんが登場。
まずはソロ曲、J.Sバッハ《無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第3番 ホ長調 BWV1006よりガヴォットとロンド》からスタートしました。ヴァイオリンの澄んだ音色がホールいっぱいに響き渡ります。華やかで踊りだしたくなるような、春のはじまりにぴったりの選曲です。

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つづいてはヴィヴァルディ《「四季」より春》。この季節になると聴きたくなる方は多いのではないでしょうか。演奏前に廣津留さんから説明のあったソネットを参考に、春が見せる様々な場面を思い浮かべながら聴き入りました。花がほころぶような優しい廣津留さんの表情も印象的でした。
そして、大島ミチル《メモリーズ》。廣津留さんご本人が弾きごたえのある曲だとおっしゃるとおり、ドラマチックで動きのある力強い一曲で一気に気分が高揚してきます。

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第一部最後の曲はバルトーク《ルーマニア民俗舞曲》です。6つの小曲で構成されるこの曲は、それぞれにテーマとなる踊りの題材を持っています。棒踊り、帯踊りなど、いったいどんなふうに踊るのだろうかと想像しながら独特の曲調に心を奪われます。4番目の角笛の踊りでは、ヴァイオリンからこんな音色が?と驚いてしまう、まるで笛でも吹いているかのような音に耳が釘付けとなりました。

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休憩をはさんで二部のはじまりは、恒例のトーク・コーナーから。お客様には演奏だけでなく、演奏家の生の声を通してその人柄や素顔に触れてもらいたい、そしてアーティストをもっと身近に感じていただきたいという思いを持って続けてきました。今回も廣津留さんのチャーミングでクレバーな魅力たっぷりのお話をお聞きしました。

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ヴァイオリンをはじめたきっかけや、高校生の頃のイタリアのコンクールが契機となってアメリカでのツアーが決まったことなどなど、そこで交流したたくさんの人たちとの経験が音楽に大きく影響するということを実感されたそうです。このアメリカでの経験が後のハーバード大学やジュリアード音楽院への進学にもつながり、日常に溢れるメッセージやストーリーを伝えるためのツールが楽器であると気づいたというお話には、何度もうなずかれたお客様も多かったのではないでしょうか。

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トーク後半ではピアノの河野紘子さんにも参加していただき、お互いの印象などを語り合っていただきました。息の合ったお二人の仲がうかがえます。

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後半は廣津留さんが長野をイメージして選んだ北欧の曲をお聴きいただきました。1曲目は、デンマークの大作曲家カール・ニールセン《ロマンス ニ長調 CNW61》。切なくて優しいメロディーが聴く人の心に直接訴えかけてくるようです。表情豊かに奏でる廣津留さんの姿から目が離せません。

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本編最後はグリーグ《ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ハ長調 Op.45》となりました。廣津留さんが初めて挑むこの曲を最初に聴くことができてラッキー!と思った方も多かったのでは?廣津留さん、河野さん共に演奏するのが楽しみとおっしゃっていただけあって、まるでヴァイオリンとピアノの会話を聞いているかのような息のあった美しい調べがホールを満たしました。

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盛大な拍手の後のアンコールは同じくグリーグの代表的な1曲。《ペールギュント組曲より「朝」》。午後ではありましたが会場にいる皆さんが、曲が始まった途端、冷たく澄んだ空気を感じ、森の中にただずんでいるかような清々しい気持ちになったのではないでしょうか。
ご来場ありがとうございました。

<アンコール>
グリーグ《ペールギュント組曲より「朝」》

<アンケートより>
♪ピアノとピッタリ合っていた。ヴァイオリンの音色がとてもよかった。
♪素晴らしい演奏と曲目、お人柄も感じが良く、生で接することができファンになりました。
♪バラエティ豊かな曲目で楽しいコンサードでした。全部素晴らしかったのですが、初演グリーグのお二人の掛け合いが胸に迫る思いがし、感動いたしました。ありがとうございました。
♪グリーグの演奏に感動しました 河野さんの美しい音色が廣津留さんの音をさらに引き立てたと思います。

DATE
2024年 4月24日(水)
13:30開演(13:00開場)
VENUE
リサイタルホール
TICKET
【全8回シリーズ券】※予定枚数終了
¥21,000

【1回券】※予定枚数終了
¥3,000⇒ 2月17日(土)発売

ぷちスイーツ付き
全席指定・税込

その他プレイガイド

  • 長野市芸術館チケットセンター
    TEL 026-219-3191 [10:00-19:00/火曜定休]
  • オフィス・マユ
    TEL 026-226-1001 [平日 9:30-17:30]

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