Performances & Events水曜ひるまのクラシック・リサイタルシリーズvol.26 松本 和将ピアノ・リサイタル

概要

平日の昼さがり、上質で贅沢なクラシック・コンサートを気軽に聴いてみませんか?

大好評シリーズ4年目!
10月は、繊細かつダイナミックな演奏が自由を感じさせるピアニスト、松本和将が登場! 

①チケット完売が続くトップ・アーティストたちの演奏が間近に聴けるチャンス!
②誰もが知る名曲のほか、アーティストが思う「長野市・長野の自然をイメージする作品」がプログラムされる!
③毎回異なる楽器をフィーチャー。アーティストのトークコーナーもあるので、知っているようで知らない楽器のマメ知識もゲット!
④アーティストそれぞれがオススメする全国各地選りすぐりのスイーツ付。開演時から終演後まで、ホールホワイエでお配りいたします。
⑤新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、2021年度は座席数限定の上、メインホールで開催いたします。ゆったりと昼下がりのひとときをお楽しみください。


◆全8回シリーズ券が断然お得です!!! 
いち早くチケットお求めのチャンス!! 
【全8回シリーズ券】 ¥24,000 ⇒¥21,000 (スイーツ付・全席指定・税込)
窓口/電話/チケットオンライン: 2021年3月6日(土)10:00~
 
シリーズ券の販売は終了しました。

◆各公演のチケット発売
4月~7月  一般発売:3月6日(土)~
9月~12月 一般発売:6月26日(土)~
各公演 ¥3,000 (スイーツ付・全席指定・税込)

*早割設定はございません。

出演 松本和将(ピアノ)
プログラム ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調 Op.13 「悲愴」
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第15番 ニ長調 Op.28 「田園」
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 Op.27-2「月光」 
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調 Op.57 「熱情」
主催 一般財団法人長野市文化芸術振興財団
協賛 ミヤザワピアノ調律研究所
助成 文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)
独立行政法人日本芸術文化振興会

公演レポート

ぐっと秋めいた10月の「水曜ひるまのクラシック・リサイタル」は、松本和将さん(ピアノ)が登場。
2016年「アートメントNAGANO」での「ピアノdeベートーヴェン・シンフォニー・マラソン」以来、5年ぶりの当館での公演です。

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5年前と同じく、今回もベートーヴェンのプログラム。「悲愴」「月光」「熱情」という3大ソナタと、ピアノ・ソナタ「田園」という、たっぷりベートーヴェンを味わえる重量感のあるプログラムです。
コンサートは「悲愴」でスタート。始まりの音から心をつかまれるようなその音色は、力強いのにどこか叙情性も感じさせ、この作品をドラマティックに彩ります。

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続く「田園」は、このシリーズならではの「長野をイメージする曲」として選ばれた1曲。松本さんがお友達とドライブ旅行をした際の長野県内の風景の印象から選曲したということ。素朴で伸びやかな風景、時々かかる暗い雲、湖や静かな川の水の揺らめきに、この旅で松本さんが感じていたであろう、信州の風景へのみずみずしい感動も感じられるようです。

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後半は、いつものトークコーナーでスタート。松本さんが「ヘビメタ少年」だったという過去にびっくり。激しさと叙情的な美しさが共存し、ドラマティックな松本さんの音楽は、ヘヴィメタルの名曲にも通じるものがあるのかもしれません。
今回は調律師さんにも協力していただき、ピアノの機構についても実際に中をご覧いただき、理想の音を求めるピアニストのこだわりなども伺いました。

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続く「月光」の流れる美しさからの、激しい終楽章、「熱情」の曲全体を貫く緊張感。ひとつひとつの音は完璧にコントロールされているのに、その心情の激しさが聴く者の心を揺さぶります。会場内の濃密な空気と緊迫感に、息もできないほど。コンサートホールでしか味わえない興奮と陶酔に満ちていました。

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ところで、本日ご来場いただいた方はプログラムをお持ちいただきました。今回の松本さん自身による曲目解説は読みごたえあり!読んでいるだけで曲を聴きたくなってしまいます。ベートーヴェンの音楽への深い理解がうかがえるこの解説、今日お持ちになった方はCDなどでお聴きになる際、読み返してみるのも良いかもしれません。

ご来場ありがとうございました。

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<本日のアンコール曲>
ブラームス:《6つの小品》より「間奏曲」Op.118-2

<アンケートより>
♪松本さんの生演奏を初めて聴くことができる!!楽しみに来ました。どんなプログラム?と思っていたらAll Beethoven。これですっかり好きになりました。生で聴く音はやっぱりCDより素敵です。「熱情」Passionateそのものでした!すごい!!

♪実に魅力的。ベートーヴェンに酔った。あれだけの力のある人は見たことがない。

♪素敵な演奏をありがとうございました。松本さんはシンフォニーマラソンの時におひとりだけ暗譜で演奏されたことが印象に残っています。今日の演奏、「悲愴」の最初の和音から心を掴まれました。どの曲も素晴らしかったですが、「熱情」素晴らしかったです。

♪久々にベートーヴェンをじっくり聴けました。「田園」は初めて聴きました。すてきな曲だな~。また聴きたいと思いました。トークも楽しかったです。アンコールのブラームスは涙が出ちゃいました。ありがとう♡

♪ベートーヴェンは、あらためてすばらしい作曲家であると再認識した演奏会でした。松本さんの演奏、音色、すばらしく、ずっとずっとずーっと終わらないでと思いました。

♪ピアノのしくみの話、初めてのことでしたのでとても興味深く楽しかったです。調律師さんのお話もお聞きしたいですね。

♪とても良かったです。力強いところはピアノが壊れるのでは?と思うほどでした。優しいところはとても心地よかったです。

♪体当たりの演奏でした。感動しました。こんなベートーヴェンは初めてです。ベートーヴェンに触れた思いがしました。

♪「月光」のきれいな曲の流れに聴き入りました。松本さんの世界観、すごいです!迫力もあり、とても楽しめました。

♪オールベートーヴェンプログラムで、ゆったりとベートーヴェンの世界に浸れました。ヘビメタの叫びが、聞こえました!!

♪充分すぎるくらい知っていると思っていたベートーヴェンのソナタの新しい面を見せていただきました。重厚な和声、楽章を通して表現された楽曲としての理想の形の追求。息もつけないくらいの演奏でした。その後のアンコールのブラームスに、思わず涙が流れました。

♪穏やかな語り口とは対照的な熱い演奏をありがとうございました。特に「熱情」では、聴いていて息をするのも忘れるくらいの緊迫感を味わいました。また是非長野へお越しいただきたいです。

♪ベートーヴェンをじっくり聴かせて頂けてよかったです。「熱情」「月光」第3楽章に酔いました。トークコーナーも、ピアノを始めたきっかけやピアノの個性、調律についてなど知ることができてよかったです。「むらすずめ」というかわいいお菓子も教えていただき、ありがとうございました。

♪内容が濃密で、あっという間だった。

♪4曲ものベートーヴェンのソナタをまとめて聴けたのは本当にありがたいことでした。一部分は知っている曲も、最終楽章まで通して聴いてみるとまた違った印象に感じられました。音楽の不思議を実体験することができました。松本さんにベートーヴェンが重なって見えました。

♪ベートーヴェンのピアノソナタをこんなにたくさん聴けるなんて!やはりCDではだめです。CDは静かな環境で曲に没頭できるけれど、直接響いてくるピアノの音色にはかなわない。

♪ベートーヴェンの三大ソナタを聴くことができとても満足。演奏は深い理解とテクニックが素晴らしく、ベートーヴェンの世界に浸ることができた。「熱情」が大変良かった。

DATE
2021年10月13日[水]
13:30開演(13:00開場)
VENUE
メインホール
TICKET

その他プレイガイド

  • 長野市芸術館チケットセンター
    tel: 026-219-3191 [10:00~19:00/火曜定休]

    ■オフィス・マユ 
    tel: 026-226-1001[平日9:00~18:00]
    https://www.office-mayu.com

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