Performances & Events長野市芸術館オープンハウス　DAY-1

公演レポート

長野市芸術館の練習室をご利用の方に、アクトスペースでの舞台に出演いただく感謝企画「オープンハウス」。今年度Day-1が終了しました。
本日の出演団体は以下の6組でした。MCは山下綾子さん。

アンサンブル・ぺルメル（金管・打楽器アンサンブル）
グループ名は英語で「ごちゃまぜ」という意味を持つ「pell-mell」。中学の頃からの仲間が中心になってアンサンブルを楽しんでいるそう。演奏曲は、《ドラゴンクエスト》《A Whole New World》《宝島》。吹奏楽部員永遠の名曲《宝島》も、ダンディな大人の落ち着きがにじみます。

MANa（リュート＆二胡）
童謡の中でも特にメランコリックな《ちいさい秋みつけた》、ユーラシアの雄大な風景が目の前に広がる《牧羊女》《シルクロード》を演奏。リュートに似ている琵琶はペルシャからシルクロードを渡って日本に伝わったといわれていますが、同じように西へ伝わっていったのがリュート。中国の二胡と西洋のリュートが長野で《シルクロード》を奏でるというのは、意外な組み合わせのように見えて必然的な、とてもスケールの大きな出会いです。

アクターズスタジオ長野（ファッションショー＆ダンス）
アクトスペースのステージにランウェイが出現！リハーサル室や演劇練習室には鏡があるため「モデルレッスン」に使われることも多いのです。今回出演の皆さんも、アクトスペースのステージを颯爽と歩きポーズを決める、その堂々たる存在感はさすがです。ファッションショーの他、NiziUの《Make you happy》のキュートななわとびダンス、《信濃の国（アルクマ・ダンス・バージョン）》でも、輝く表情でお客様を魅了しました。

ホクレアメイツ リリア(ハワイアンフラ）
3年連続登場の「ホクレアメイツ リリア」の皆さん。「オープンハウス」皆勤です。1曲目の《ナニ コウラウ》は、りのさん、りこさん、りんさんの３きょうだいの共演です。楽器を鳴らしながらのダンスはいきいきとして魅力的。続いてゆったりとした《カ ナニ アオ カウ》、曲の途中に「アロハ」とさしはさまれる声が優しい《アロハ イアオ ワイアナエ》。太陽の輝き、暖かい潮風や波の音、足の裏の砂の感触まで感じられるステージでした。ステージ後のインタビューに答えたのは、3曲目を踊った高校生のフラダンサー。今年の「オープンハウス」は、若い世代の活躍が印象的でした。

team Acorn（ダンスパフォーマンス）
小学4年生から中学3年生までの12人のメンバーによるダンスのステージ。3つのチームの合同チームです。
長野市芸術館にゾンビたちが現れるという、ストーリー性のある世界観、ナレーションなどを効果的に使い、衣装チェンジや場面転換にもスピード感があるステージ構成、切れ味の良いダンスは超COOL！振り付けも構成も、動画サイトなどで研究して、すべて自分たちで行うということ。この年齢のみんなで創ったの！？と驚く完成度でした。

メセナ・ブラスアンサンブル　カプリス（金管アンサンブル）
お隣須坂市のメセナホールの、メセナウィンドオーケストラより、金管セクションのメンバーによるアンサンブルです。《モルダウ戦隊スメタナン》は、スメタナの名曲《モルダウ》を戦隊もののテーマソング風にアレンジした1曲。確かにこれはモルダウ、そして確かに戦隊もの、という意外性が楽しいです。葉加瀬太郎さんの《ひまわり》、《となりのトトロメドレー》と、息の合ったアンサンブルと迫力あるサウンドで盛り上げて、コンサートの終わりを飾りました。

様々なジャンルのステージをお楽しみいただけるのが「オープンハウス」。
そして、どのステージも短い時間ながら、楽しく全力を尽くしているのが伝わってきます。そんなステージの思いがまさに「Make you happy」。観ている人をみんな幸せな気持ちにしてしまう、そんな舞台でした。

ご来場・ご参加ありがとうございました。

＜アンケートより＞
♪いつも若い人たちはあまり出ないが、今回は若い人たちが出て新鮮でよかったです。

♪心の中が明るい気持ちになりました。

♪ジャンルがいろいろあって、みなとてもよかった。来場してよかったです。

♪６つものジャンルの発表があり、バラエティがあり、とっても楽しい時を過ごせました。

♪出演者と観客が一つになってたのしめた。

♪アクターズスタジオさんの発表が楽しかったです。みんないきいきとダンスやモデルウォークをしていて、ステキでした。

♪二胡とリュートの演奏が素晴らしかったです。