Performances & Events水曜ひるまのクラシック・リサイタルシリーズvol.28 藤原道山 コンサート「雙-SO-」

概要
平日の昼さがり、上質で贅沢なクラシック・コンサートを気軽に聴いてみませんか?
大好評シリーズ4年目!
尺八の新時代を切り開き続ける藤原道山コンサート「雙 -SO-」。
①チケット完売が続くトップ・アーティストたちの演奏が間近に聴けるチャンス!
②誰もが知る名曲のほか、アーティストが思う「長野市・長野の自然をイメージする作品」がプログラムされる!
③毎回異なる楽器をフィーチャー。アーティストのトークコーナーもあるので、知っているようで知らない楽器のマメ知識もゲット!
④アーティストそれぞれがオススメする全国各地選りすぐりのスイーツ付。開演時から終演後まで、ホールホワイエでお配りいたします。
⑤新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、2021年度は座席数限定の上、メインホールで開催いたします。ゆったりと昼下がりのひとときをお楽しみください!
◆全8回シリーズ券が断然お得です!!!
いち早くチケットお求めのチャンス!!
【全8回シリーズ券】 ¥24,000 ⇒¥21,000 (スイーツ付・全席指定・税込)
窓口/電話/チケットオンライン:2021年3月6日(土)10:00~
シリーズ券の販売は終了しました。
◆各公演のチケット発売
4月~7月 一般発売:3月6日(土)~
9月~12月 一般発売:6月26日(土)~
各公演 ¥3,000 (スイーツ付・全席指定・税込)
*早割設定はございません。
出演者 | 藤原道山(尺八) 共演者:Keiko(ピアノ) |
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プログラム | 大島ミチル:Color 岡野貞一:故郷/朧月夜 木住野佳子:風花雪月 Keiko:Stillness and Motion 千住明:浄夜 武部聡志:あさはふる 都山流本曲:鶴の巣籠 中田 章:早春賦 藤原道山:東風/曙光 村松崇継:Blowin' in the wind |
主催 | 一般財団法人長野市文化芸術振興財団 |
協賛 | ミヤザワピアノ調律研究所 |
助成 | 文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業) 独立行政法人日本芸術文化振興会 |
公演レポート
今年度最後の「水クラ」。最後を飾ったのは和楽器。
尺八の藤原道山さんが登場です。今回は、ピアノのKeikoさんとの共演。尺八とピアノという組み合わせも、ちょっと意外。
「水クラ」シリーズの面白さは、なかなか聴く機会のない楽器や音楽にも気軽に触れられるというところ。
今回ご来場の方も「尺八のコンサートなんて初めて」という方も多くおられました。どんな音楽に出会えるのか、皆さんワクワクしておられたと思います。「今日は渋い音楽を聴けるのかしら」とおっしゃっていたお客様も。
コンサートの始まりは《曙光》(藤原道山 作曲)。だんだんと明るくなる空、消え残る星、きらめきを取り戻す水面、そんな風景が鮮やかに目に浮かぶようです。ピアノが風景を彩り、尺八の音色が、そんな風景の中を吹く静かな風のよう。
続く《あさはふる》(武部聡志 作曲)は柔らかく優しく、そして長野にゆかりある3曲の歌では、ノスタルジーを感じさせる歌いまわしがほろりとさせます。《Colors》(大島ミチル 作曲)では、尺八を持ち換えながら多彩な響きを表現。
後半は、古曲《鶴の巣籠》に引き続き、木住野佳子、千住明の作品へ。そして今日のピアニストKeikoさんによる《Stillness and Motion》はジャズ的な響きに驚きます。
コンサート本編の最後は、藤原道山さんの代表曲の1つ《東風》。オリエンタルな響きと疾走するピアノ、タイトル通りの吹き渡る風の響きは、1曲目の静かな夜明けの風とは全く違う表情を持ち、尺八の可能性に驚かされます。
今回の演奏曲には、今人気の作曲家たちによる作品が並びました。
音楽の歴史の中で、楽器の名手が作曲家たちを刺激し、たくさんの曲を生み出させてきた例は数多くあります。今リアルタイムで作曲家たちを刺激し続けている藤原道山さんの音楽は、伝統楽器でありながら最先端を突っ走る音楽。「渋い音楽」だなんてとんでもない!
和楽器の音色の魅力と今日の音楽の刺激をあわせ持つ、唯一無二の音楽をご堪能いただけたのではないでしょうか。
ご来場ありがとうございました。
<アンコール曲>
アメイジング・グレイス
<アンケートより>
♪とても素晴らしく楽しませていただきました。ピアニストさんがまた素敵でした。息の合った演奏で、共演者として曲、場を盛り上げ一体になってるよ、と伝えてくれて。今まで見たことのない心配りに感動です。
♪長野の歌では思わず涙が流れてしまい、感動しました。マスクをしていてちょっと良かったと思いました(涙はみんなマスクが吸ってしまったので)。もう一度聴きたいくらいのコンサートでした。
♪初めて尺八のリサイタルをお聴きしましたが、遠くに切なさを含んだ懐かしさを感じるような、とてもとても耳に優しい音色で、心の底から癒されました。とろけるような至福のひとときをありがとうございました。
♪「にほんごであそぼ」以外で初めて聴く演奏。尺八の幅広さを感じました。
♪空気の響き、自然な風が身体に伝わりホッとする。すばらしい。尺八、いいですねー。
♪とてもすてきでした。尺八の魅力が増しました。ピアノとのデュオもすてきでした。古典の曲も鳥肌が立つくらいすてきでした。
♪尺八の演奏初めて聴きました。素晴らしかったです。ピアノも素敵でした。
♪尺八のイメージが変わりました。尺八の《アメイジング・グレイス》心にしみました。
♪尺八ソロコンサートは初めてです。音としては耳になじんだ感じはありますが、個で聴くと多彩な音色ですね。また新しく音楽として尺八を知ることができました。Amazing Graceで気づきました。インディアン・フルートと似ている。歴史のある音は似るのですね。
♪尺八の音は、そこここにある「気配」を音楽として立ちのぼらせたような、不思議な安らぎを感じます。西洋の音階に当てはまらない楽器の特性を、持ち換えと技でクリアされていて、ピアノともぴったり合っていて驚きました!シリーズに和楽器が入っていたこと、嬉しいです。
♪尺八と言えば虚無僧というイメージだったので、とても新鮮でした。何本も使って音域を広げているのがすごいです。
♪初の邦楽、自分の血の中に流れている何かと同じものがあり、素直に受け入れられ、懐かしく、いやされました。
♪尺八の音色をコンサートで聴くのは初めて。これほど表情豊かで繊細な音色だということ、再認識しました。感動です!
♪尺八は、三絃や箏との合奏や尺八のソロなど、古曲の物しか聴いたことがなかったのでとても新鮮でした。音が美しく、素晴らしかった。
♪クラシック・リサイタルで初めて尺八を聴いて、とても興味深かった。尺八はもっともっと可能性のある楽器だと思いました。
- DATE
- 2021年12月8日[水]
13:30開演(13:00開場) - VENUE
- メインホール
- TICKET
- 【全8回シリーズ券】
¥21,000 ⇒ 3/6(土)10:00発売開始
シリーズ券の販売は終了しました。
【単券】
¥3,000 ⇒ 6/26(土)10:00~
*いずれも、ぷちスイーツ付・全席指定・税込
その他プレイガイド
- 長野市芸術館チケットセンター
tel: 026-219-3191 [10:00~19:00/火曜定休] - オフィス・マユ
tel: 026-226-1001[平日9:00~18:00]