Performances & Events水曜ひるまのクラシック・リサイタルシリーズ　vol.37 鈴木優人 チェンバロ・リサイタル

公演レポート

毎回ご好評をいただいている水曜ひるまのクラシック・リサイタルシリーズも、6年目に突入です。
今年度最初の水クラは、鈴木優人さんによるチェンバロのリサイタル。この楽器をフィーチャーするのはシリーズ初！貴重な生演奏で、チェンバロの魅力を存分に味わっていただけたのではないでしょうか？

プログラムは「チェンバロといえば！」なJ.S.バッハの曲を中心にお届けしました。当初は予定しておらず急遽追加で演奏された《平均律クラヴィーア曲集 第2巻 第5番 前奏曲とフーガ ニ長調BWV874》も含め、チェンバロ独特の厳かできらびやかな音色にどっぷり浸れる曲が満載！

トークコーナーでは、チェンバロの構造や特徴についての解説も。

チェンバロは、ピアノのようにハンマーで弦を叩くのではなく、“ツメ”で弦を弾いて音を鳴らす仕組みの楽器です。今日演奏したのはフレンチタイプで、特に繊細で美しい音色が特徴の鈴木さんご自身の楽器でした。

鈴木さんも「チェンバロにぴったりの広さ」というリサイタルホールの環境で、幻想的な雰囲気に包まれる時間となりました。
今年度も、さまざまな楽器・アーティストを間近で楽しめる水クラシリーズをぜひお楽しみに！

ご来場ありがとうございました。

＜本日のアンコール＞
クープラン：神秘的なバリケード
J.S.バッハ：ゴルドベルク変奏曲より「アリア」

＜アンケートより＞
♪生で聴くことが少ない楽器が聞けて良かったです。楽器の説明がわかりやすく良かった。
♪チェンバロという楽器をほとんど知らなかったが、音色、協奏曲など幅広い世界を生み出せるところ、すてきだと思いました！
♪長野市で平日の昼間にこんな素晴らしいアーティストの演奏を安価で聴ける…ありがたいです。演奏も楽器も最高でした。お人柄も演奏に伝わり幸せな時間でした。
♪長野で鈴木優人さんのチェンバロを聴けて幸せでした。繊細で華やかな音色、バッハや曲についてのお話、好きなことが詰まった楽しい時間でした。ラストの曲美しかった！
♪いつも聴くチェンバロの音色とずいぶん違う響きと感じました。フレンチタイプだからでしょうか。ゴージャスで上品で、すばらしい熱演でした。
♪チェンバロの音色がすばらしかったです。楽器自体も美しいですね。
♪初めてチェンバロを生で聴きました。思ったよりやわらかく響くので驚きました。教会にいるような落ち着いた気持ちになりました。
♪チェンバロ第一人者鈴木さんの演奏を聴けてうれしいです。雨の日に合います。チェンバロだけの演奏会ってなかなかないので。
♪チェンバロの演奏は初めて聴いたので面白かった。楽器がよく見えて良かった。調律を見ることができたのも良かった。初めてのことが多く興味深い内容でした。
♪現在様々な音楽場面でご活躍になっている鈴木優人さんの生の演奏を聴くことができ嬉しかったです。バッハについて深く学ばれてきているその一端をお話で聞かせていただきながら演奏を楽しむことができました。トークも興味深く聞けました。
♪生のチェンバロの音にふれることができました。雨だれのような繊細な音と重なり合い重みをもつ響き、そして奏でられるリズムと演奏、とても良かったです。弦楽器のような響きはリサイタルホールによく合います。バッハはむずかしいという考えが今日「とても美しく楽しい音」だと変わりました！