Performances & Events宮川彬良×米良美一「ふたりの歌謡ショウ」　～昭和・平成名曲ものがたり～

公演レポート

今年のアキラさんの公演は、米良美一さんとのタッグに、ヴォーカルグループのダイナマイトしゃかりきサ～カス、さらにベースの一本茂樹さん、ドラムスの勘座光さんも加わり、「歌謡曲」の美味しいところを沢山味わって頂きました。

ダイナマイトしゃかりきサ～カスのハッピーな《昼のプレゼント》《ゲバゲバ90分》でお客様をお迎えした後は、昭和の大作曲家宮川泰さんの名曲たちを紹介していきます。

《私の城下町》《よろしく哀愁》や《ウナ・セラ・ディ東京》、それにもちろん、ザ・ピーナッツの名曲も、当時（子どもの頃）以上に、改めてこんなにいい曲だったんだなあと感じます。
昔はTVで歌謡番組をたくさん放送していて、こんな風にシンプルなバンドと抜群のコーラスで、色とりどりのサウンドを生み出していましたっけ。

後半は米良さんの童謡で幕を開けます。讃美歌とも通じ合うという《しゃぼん玉》は、儚い命への愛おしさ、それを受け止める豊かな包容力が胸を打ちます。

そして、とびきりカッコいいダイナマイトしゃかりきサ～カスのジャズ・スキャット《ヤマトジャズ》に引き続いて、長野市芸術館ジュニア合唱団との共演による《もののけ姫》。米良さんといえばやはりこの歌。子どもたちの合唱が幽玄な森の精・もののけのように空間に漂います。

さらに、これからのスタンダードナンバーになっていくであろう宮川彬良さん作曲の《手紙》《やから道》が心に沁みたところで、おなじみのあのイントロ。

ジュニア合唱団も加わった全員でにぎやかに《マツケンサンバⅡ》を歌い踊り、プログラムは終了となりました。

そして、アンコールにもう1曲アキラさんの作品《君を知ってよかった》。
どんな作詞家との歌でも、まっすぐに心を打つ優しさ、口ずさみたくなるような親しみやすさがあるのがアキラさんの作品の魅力。

この曲もそんな作品で、あたたかく幕を閉じました。

このコンサートでは、公募による8名の「キッズスタッフ」が参加しました。

楽屋にお弁当を配ったり、受付でチケットを切ったり、終演後の客席チェックまで、いろいろな仕事を体験していただきました。

「緊張したけど楽しかった」「いろいろな人にあいさつをするのが嬉しかった」と、終わった後はみんな満足顔。
お客様からねぎらいの言葉をかけていただき、それも嬉しかったという子も。元気に、笑顔で頑張ったキッズスタッフの皆さんの仕事ぶりは最高でした。

キッズスタッフの皆さん、温かく接してくださったお客様に感謝いたします。

＜アンコール＞
宮川彬良：君を知ってよかった

＜アンケートより＞
♪米良美一さんの元気な歌が聴けて良かったです。
♪ダイナマイトしゃかりきサ～カスさんの歌声がとても美しく、ハーモニーも素敵で感動しました。皆さんの歌に対する愛に溢れたステージで、とても幸せな気持ちになりました。
♪宮川彬良さんのおしゃべり最高。《ヤマトジャズ》、みんな生き生きとしていた。
♪懐かしい曲で楽しく聴けました。宮川さんと米良さんの掛け合いも楽しく、久しぶりに楽しいひと時を過ごせました。
♪楽しみにしていた《もののけ姫》が素晴らしくて感動しました。
♪会場に暖かい空気があふれて、アットホームで素敵でした。
♪楽しかったです。《手紙》感動しました。