Performances & Events長野市芸術館 凱旋コンサート・シリーズVol.7 「信州3男子ピアノ・バトルⅢ」

概要

長野市で生まれ育った演奏家たちがふるさとに凱旋!
気鋭の若手男性ピアニスト3人が、3台のピアノを同時演奏する、迫力のバトル・ステージ第3弾!

■チケット発売 7月16日(土)10:00~
※予定枚数終了

出演者 松橋朋潤(ピアノ)
梨本卓幹(ピアノ)
久保亮太(ピアノ)
プログラム カプースチン:シンフォニエッタ Op.49より 第1楽章
サン=サーンス:死の舞踏 Op.40
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
リゲティ:ムジカ・リチェルカータより No.3,6,7,8
バルトーク:ルーマニア民俗舞曲
J.シュトラウスII:喜歌劇『こうもり』序曲
チャイコフスキー:組曲『くるみ割り人形』 Op.71a
主催 一般財団法人長野市文化芸術振興財団
制作協力 ミヤザワピアノ調律研究所

公演レポート

出演する松橋朋潤・梨本卓幹・久保亮太の3人は、いずれも信州出身・東京藝大出身、気鋭のピアニストたちです。「凱旋コンサート・シリーズ」の名にふさわしく、それぞれに年ごとに、ひときわ大きくなった演奏を聴かせてくれます。

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3年目の今年も、3人の息もぴったり。彼ら自身が3台ピアノ用に編曲した作品を、誰もがきっと聴いたことのある名曲から現代曲まで、バラエティ豊かにお聴きいただきました。

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3年目の「ピアノ・バトル」で初めてとりあげた「静かな曲」、ラヴェル:《亡き王女のためのパヴァーヌ》は、これまでのこの演奏会を形容していた「エネルギッシュ・迫力・きらびやか」というのとは一線を画した、3人の音が響き合う繊細な音楽。一人一人の美しい音を活かしながら、静謐な中にも彩り豊かな響きがとりわけ美しい演奏でした。

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現代作品のリゲティ:《ムジカ・リチェルカータ》は「リズムゲームのような曲」というように、それぞれのパートが繰り返すリズム、限られた音のみでつくられる世界が不思議な面白さを持つ作品。3台のピアノからそれぞれ響く音が会場を丸く包んで、豊かな響きの世界を創り上げていました。

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後半は、とびきり楽しくゴージャスな作品が並びます。華やかなウィーン社交界を描いたJ.シュトラウスⅡ世:喜歌劇『こうもり』序曲は、3人が奏でるワルツのリズムに心が弾みます。

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また、チャイコフスキー:組曲『くるみ割り人形』はおとぎ話の楽しさや様々なエキゾティックな響きにもわくわくさせられます。また、艶やかなピアノの端正な響きの際立つ編曲も圧巻。
どちらもオーケストラではおなじみの曲ですが、3台のピアノで奏でられる響きもオーケストラに遜色ない華やかさと豊かさです。

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コンサートの最後を締めくくったのは、このコンサートではおなじみになった《信濃の国》3台ピアノバージョン。
ジャジーな響きもふんだんに盛り込んだ生き生きとしたアレンジは、この3人でなくては聴けないもの。これからますますその音楽の幅を増していく、内側からはちきれんばかりのエネルギーが感じられました。

これからもますます彼らの活動に注目です。

本日のアンコール------------
サン=サーンス:白鳥
信濃の国

アンケートより
♪今までホールで遠くから聴いたことしかなかったので、こんなに間近で聴けるのはとても新鮮だったし、こんな形があるのかと驚いた。出演者と同じ平面上にいるので、席からも音が伝わっていて、より音の中にいる気がした。息遣いも聞こえて、こんな風に演奏しているのだと知った。直接感がすごかった。誰に焦点を当てるかで聞こえかたが全然違って面白かった。
♪3台のピアノ・バトル、初めて聴いたときからとても気に入りました。3人のエネルギッシュな演奏、洗練されたピアノの音色にとても感動しました。演奏者の指先を見ながら、息を感じながら間近に聴けるこのようなコンサートは、他ではあまりできないので貴重です。
♪3台のピアノの息もあっていて技能も素晴らしく、また聴きたいと思いました。《死の舞踏》と《くるみ割り》がプログラムに入っていて嬉しい。
♪普段ピアノのコンサートでは聴けないような楽しい曲が聴けました。3人の息があっていて心地よかった。今度はひとりひとりのコンサートを聴きに行きたいと思わせていただきました。
♪楽しかったです。知らない曲もとても楽しく聴けました。娘がピアノを習っていて練習が嫌いなのですが、今日から張り切って練習するといっていました。皆さんの音が本当にきれいでした。
♪3台ピアノならではの編曲で、ひとりひとりのピアノの良さも混ざり合い、聴いていて心地よく楽しむことが出来ました。
♪とても素敵な時間をありがとうございました。編曲も自分たちでということがまたすごいですね。
♪めちゃめちゃかっこ良かったです!!はじまれば終わりが着てしまいますが、あっという間の素晴らしい演奏で、また最初から聴きたいくらいです。SNS、YouTubeなどで1曲上げて認知を広めてほしいです。
♪今年も開催していただいて嬉しいです!《ムジカ・リチェルカータ》がポップコーンみたいな音楽で面白かったです。今日演奏していただいたNo.3,6,7,8以外の曲も3台ピアノで聴いてみたいと思いました。アンコールの、シードルで乾杯したくなるようなおしゃれな《信濃の国》もとても素敵でした。
♪楽しかったです~。まるでピアノのオーケストラ。お互いに信頼していないと合わないですよね。楽しそうに演奏されているお顔を近くで眺めながら、至福の時間でした。曲説明のお話も上手で、いつもより想像力が膨らんで聴けました。長野県にこんな素晴らしい若者たちが育っているなんて感激です。大ホールよりずっと良かった。
♪3台ピアノの音の美しさを上手に聴かせてくれた演奏だったと思います。3回目ともなるとアレンジの良さが感じられました。静かな曲がうっとりなるくらい良い演奏でした。
♪《亡き王女のためのパヴァーヌ》とっても良かったです。

DATE
2022年10月1日[土]
14:00開演(13:15開場)
VENUE
アクトスペース
TICKET
前売券¥4,000
当日券¥4,500(全席指定・税込)
※未就学児入場不可

■7月16日(土)10:00~ チケット発売
※予定枚数終了

その他プレイガイド

  • 長野市芸術館チケットセンター
    tel:026-219-3191 [10:00~19:00/火曜定休]
  • ヒオキ楽器シャコンヌ(窓口販売)
  • 美鈴楽器(窓口販売)

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