Performances & Events加藤昌則の超ぶっとび!クラシック2 1時間目「バレエを知れば世界がわかる!」

概要

クラシックの奥深い世界への"とびら"を作曲家・ピアニストの加藤昌則がひとつ、ふたつと開けちゃうレクチャー講座です!

大人気のぶっとび!シリーズも今年で5年目。
今回は「バレエ」や「楽器」などジャンルごとにピックアップしてお届けします。
明日人に話したくなる知識満載!
初心者も慣れている人も「知れば知るほど面白い!」クラシック音楽をレクチャーで身近なものにしちゃいましょう!
受講後に訪れるコンサートが別次元の興奮と喜びに満ちた瞬間になること間違いなし!

今年もどこかの回でステージでの名曲〈生〉実況がお披露目されちゃうかも!?
全5回講座、ぜひご期待ください!

■チケット発売 7月16日(土)10:00~

出演者 加藤昌則(作曲家・ピアニスト)
プログラム 1時間目「バレエを知ると世界がわかる!」
★ルイ14世がいなかったらバレエは花開かなかった!?
★フランスバレエの衰退はドガの絵画が物語る!?
★ロシアがバレエ大国になった訳
★実はクラシックの人気曲にはバレエ音楽が多い!?
主催 一般財団法人長野市文化芸術振興財団

公演レポート

作曲家・ピアニストの加藤昌則さんがクラシック音楽の魅力を語りつくす(尽くしきれない!)人気のレクチャーシリーズ「加藤昌則の超ぶっとび!クラシック2」スタートしました。
1時間目は「バレエ」がテーマ。

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イタリアに起源を持ち、フランスのルイ14世に愛され、やがてフランスのロマンティックバレエとして花開いたバレエ、なのになぜロシアのチャイコフスキーの音楽が有名なのか?
ふわふわのチュチュとトウシューズの表わすものは?
ストラヴィンスキー《ペトルーシュカ》《春の祭典》の衝撃と、その仕掛人の存在とは?
意外なあの曲ももとはバレエ音楽?
踊り子を描いて有名なドガの絵画に描かれているのはフランスのバレエの衰退?

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スライドや映像を使って語られると、なるほど~、ぶっとび!!な発見がたくさん。

ルイ14世からシャネル、ピカソ、コクトーまで、ヨーロッパの文化史の縮図が見えてくるような興奮がありました。

最後に、加藤さん自身の演奏。
NHK-FMの番組「鍵盤のつばさ」の9月の曲として書いたという《長月のメリーゴーランド》。夏が過ぎた、どことなく名残惜しいような感傷をたたえた、急に涼しくなったここ数日の気持ちにもピッタリの作品。

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恒例の加藤さんの講座と音楽で、秋が来ましたね。これから冬に向けて、ますます「ぶっとび~!」な時間をお約束します!次回もどうぞお楽しみに。

<本日の演奏曲>
加藤昌則:長月のメリーゴーランド
加藤昌則:風と海とカッペリの花(アンコール)

<アンケートより>
♪時代、国をわたる、音楽の枠を超えたレクチャーが大変面白かったです。曲を聴いたり演奏したりするとき、作曲家の国籍・作曲された時代・国に意識が向きがちになりますが、それではかえって曲の背景を誤解するのだと自省しました。そのような安易な枠組みを離れ、文化の関わり合い、流れを感じていきたいと考える貴重な機会になりました。
♪バレエは一度も観たことがなかったですが、機会があったりしたら行きたいと思います。
♪切り口が違うので、複数の国、歴史、文化が結びつき幅広い視点でとても面白かった。次回以降もとても楽しみです。
♪ドガの踊り子…なるほど…そんな背景が…《ペトルーシュカ》にはそんな理由が…《春の祭典》は不評だったと聞いたような…ボレロも!?バレエは入場券が高くて…と思っていましたが、そんなこと言ってられない!観に聴きに行きます!
♪世界史とのかかわりも絡めて頂いて、とても分かりやすく楽しかったです。
♪トウシューズが死んだ人の表現だということを初めて知りました。これからそういう目でバレエを観てみます。
♪「新しい切り口で音楽を語る」楽しい時間でした。今はロシアのバレエが中心となっていますが、日本人も、ロマンティックバレエが好きです。現代の「ダンス」もいつかクラシックになるのでしょうか。バランシンもモダンからクラシックに入ったように!
♪今年も待ってました!バレエと言えばフランスのイメージだったので、発症がイタリアだというのは意外でした。超ぶっとび!です。次回も楽しみにしています。
♪バレエも興味があるので楽しかった。加藤さんの白い衣装、素敵でした。仕事後別世界へ来たようで、嬉しくなります。
♪バレエ略史の勉強は初めてでした。とても興味深かったです。ルイ14世のバレエ人生をテーマにした映画を観たことがあった気がします。
♪知らなかったバレエと歴史の関係、想像を超えた面白さ。そして2曲演奏を聴けたお得さ。今年は全回聴けるので、この後も楽しみです。
♪加藤さんのバレエのお話は過去にもお聴きして楽しく勉強になりましたが、今回もまた違った切り口でとてもためになりました。「ストラヴィンスキーとココ・シャネル」観てみようと思います。最後に弾いてくださった《風と海とカッペリの花》大好きです。まさか生で聴けるとは思っていなかったので、嬉しかった!

♪《長月のメリーゴーランド》素敵ですね。加藤さんの作曲されたものは、繊細で、話の印象とは違い、メルヘンチックだと思います。出版を楽しみにしています。

♪8月にOMFで《春の祭典》を松本で聴いたばかりで(素晴らしかった)、グッドタイミングと思った。動画で《春祭》のバレエを観たりして面白くて、今日これを聴きに来ました。バレエの変遷を知れて、勉強になりました。

♪ロシアのバレエがどうしてすごいのかわかって、面白かったです!

DATE
2022年9月21日[水]
18:30開演(18:00開場)
[約80分]
VENUE
リサイタルホール
TICKET
各回/
一般 ¥1,000
高校生以下 ¥500

5回セット券/
一般 ¥4,500
高校生以下 ¥2,400
※セット券販売は、9/21 まで。
(オンラインでの販売は9/20まで。当日はチケットセンター窓口にてお買い求めください。)

(いずれも全席指定・税込)
※未就学児入場不可

■7月16日(土)10:00~チケット発売

その他プレイガイド

  • 長野市芸術館チケットセンター
    tel:026-219-3191 [10:00~19:00/火曜定休]

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