Performances & Events吉田次郎プロデュース　長野市芸術館スペシャル・ライブ

公演レポート

梅雨のはずなのに、空は真夏の空、気温がぐんぐん上がった6月25日。
年に一度の特別なお楽しみ！「吉田次郎　スペシャル・ライブ」、今年はとびきりパワフルなゲスト、森公美子さんをお迎えしました。

ライブは、吉田次郎さんのギターによる《One Note Samba》で幕開け。
グルーヴィーで美しいギターは次郎さんの真骨頂。その音だけで外のうんざりする暑さがリゾート地になってしまったかのような心地よさです。今日はおしゃれな時間になりそう、という期待感をますます高めてくれます。

2曲のギターソロのあとは、ピアノの秋田慎治さんが登場。

昨年のこの「スペシャル・ライブ」ではビートルズの《Yesterday》で聴く者の心を震わせた秋田さん、今年はジョン・レノンの《Imagine》をプレイ。
世界中で願いをもって奏でられるこの曲を秋田さんのピアノが優しく歌います。

次郎さんと秋田さんのデュオの後は、いよいよゲストの森公美子さんが登場。
ステージに現れるだけで、その圧倒的な存在感と輝く表情が場の空気を創りだします。1曲目の《On A Clear Day》から会場内に笑顔があふれ、自然と手拍子がおこります。

スタンダード・ナンバーの《Summertime》は地の底から鳴るような深い声、たっぷりとした声量は圧巻。ニューヨークのジャズクラブの、けだるい空気まで感じられるようです

日本語の歌詞で歌った《You Raise Me Up》は、包み込むようなあたたかさに満ち、同じく日本語版のミュージカル『コーラスライン』のナンバー《What I Did For Love》からは夢を追う力強さが伝わります。さらにギターとピアノが物語の世界を盛り上げます。歌の力で一つの物語に引き込んでいく、これがミュージカルの歌の世界なんだと感じます。

終盤は《Dancing Queen》《New York New York》で熱く盛り上げていきます。
小粋な音楽がアクトスペースをニューヨークのハーレムに、ブロードウェイの舞台に、洒落たナイトクラブに、夜景の輝く夜の街にと染め上げていくようなライブ。ユーモアあふれるトークに笑って、時に歌にほろりとする、極上のひとときでした。

ご来場ありがとうございました。

＜本日のアンコール曲＞
When You Wish Upon A Star

＜アンケートより＞
♪楽しかった！元気になりました。
♪なみだあり、笑いあり、最高でした。
♪とっても楽しくパワフルなステージでした。
♪森公美子さんのパフォーマンスがとても良かった。歌も感動した。
♪森公美子さんの声がすばらしい。日本語の歌もよかった。とても楽しかった。お得感いっぱいの公演でした。
♪来てよかったです。楽しませていただきました。《Dancing Queen》ピアノとギターだけとは思えない迫力でした。《You Raise Me Up》の音源が出ていればぜひ欲しいです！
♪役3年ぶりに生音を聴いて、とても心地よく楽しい気持ちになりました。森公美子さんのジャズ初舞台を見られてラッキーでした。歌はもちろんですが、表現力が素晴らしかったです。
♪トークも最高で、スペースも近くで観られてよかった。
♪吉田次郎さん初めて聴きました。ギターのすごさ、楽しかった。ジャズの楽しさに嬉しく引き込まれました。
♪森さん、Jazzが初めてとは思えず素晴らしかったです。