Knot & No.0
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めて「Knot」を見つけた時、ライバルとも言える長野と上田のホールが手をつなぐなんて?と思って。両方の館の主催公演予定が半年分一覧できたり、「見に行ったついでに何かおいしいもの食べて帰りたい」に応えてくれるまちの情報も載っていて、画期的な広報誌だと思いました。公演にも、載っているお店にも行きましたよ。長野も上田も。た読者さん(笑)。綾 最初はお互いぎこちなかったけど、一緒に食事したり話をするうちにどんどん距離が近づいて。それを実感したことが、この「まち☆ハブ事業」のヒントになりました。私たちがハブ(車輪の中心部)になったことで、普通ならつながらないはずの人たちがこんなに深く交われたんだ!と。なったのも意味がありましたね。いろいろな人がつながったのが「Knot」の成果だったし、可能性を感じた。ホールでお客さんを待つだけじゃなくて、積極的にまちの中でつながりをつくろうと。「Knot」をさらに展開して、人と人、人とまち・店、さらに企業も巻き込んで、新しいつながりが生まれる事業ができないかということで、「まち☆ハブ事業」として進めていきます。綾 新しい情報誌を長野市芸術館単体で嘉田聡子(以下、嘉田) そうなんです。初裕晃 裕晃 昔からの地元商店街が交流の場に制作側の狙いどおりに行動してくれアーティストと学生のまち歩きロケは、嘉田 裕晃 嘉田 制作します。でも、〝フリーマガジンを作ること〟が目的じゃなくて。情報誌はあくまでも、人が集まって一緒に何かするためのプラットホーム。きっかけです。アーティストには、来て演奏して帰るだけじゃなく、交流も楽しんでもらうことで、長野のまちも人も丸ごと好きになってほしい。公共ホールがこういう取り組みをするのはどういう意味があるんでしょう?公共ホールだからこそ、まちや市民の綾 皆さんのために動くべきだと。そして、音楽というものが絡むことで、今までにない新しいものが生まれると思います。最終的には、芸術館が間に入らなくても、まちのお店とアーティストとか、アーティストと企業とかがコラボするようになってくれたらうれしいですよね。「まち☆ハブ事業」では、まちの皆さんに、新しいものに触れるきっかけを私たちからどんどん提供しにいきます。最後に新担当者の嘉田さん、意気込みをひとこと。楽しく見ているだけだったのが、つくる立場に変わって、事業もスタートしたばかりで今まだ想像がつかなくて…。でも一番は、自分が楽しんでいればきっと伝わるかなと。皆さんにまず1歩ホールに足を踏み入れていただければ、絶対楽しませる自信はあります。その1歩のきっかけづくりを、まちに出て動いてやってみるのは楽しそう。すごくワクワクもしています! 長野市(まち)の市民、企業・店舗とアーティストが、長野市芸術館をハブとして交わり、新たなつながりを形成する、“劇場とまちがつながる事業”の取り組みです。まちににぎわいを生み出すほか、長野市芸術館の認知度を高め、身近な存在としてさらに理解・応援いただけるよう努めます。Staff Talk 長野市芸術館はまちのハブになりたい! …P.01Knot No.1-6     そこまで in 長野市 ……………P.03出会って、結んで Knotの思い出 ………………………P.07はじまります Knot & ……………………………………P.09ご近所に音楽を! 「お届け芸術館」 ……………………P.112024.10-2025.3長野市芸術館 公演スケジュール ………………………P.13CONTENTSまち☆ハブ事業 とは長野市芸術館事業課制作担当チーフプログラムプロデューサー長谷川 綾長野市芸術館管理課総務担当 兼 事業課制作担当 主事嘉田 聡子0202

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