Knot & No.2
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1952年に全国8番目の民放ラジオ本放送を、58年に長野県内初の民放テレビ放送を始めたSBC信越放送。ラジオとテレビ両方を持つ県内唯一の民間放送局でもあります。「ラジオ」について、ディレクターのお二人を交えて語りました。彌勒さん 音楽をやる人間として、音声に特化したメディアは素敵だと思います。ラジオを聴く、耳を澄ますという行動自体が楽しいですね。つくる立場としてラジオの魅力はどう感じていますか?大塚さん 「誰々の―」と付く番組名が多いのは、ラジオって〝人となり〟が現れるからだと思うんです。音だけで人の魅力を伝えられるところがいいですね。町田さん 例えばラジオで「世界一の美人」と聴いたら、人それぞれの「美人」を思い描きます。それって他人が与えた映像では超えられません。音だけだからこそ、頭で置き換えて、その人にとって一番の映像が生み出せるんですよね。清泉大生 私たちはスポティファイでラジオを聴いたり、印象的なCMに笑わせてもらったりしています。人といる空間にラジオが流れていると、その内容のことで会話できたり、ラジオは人と人をつないでくれるものでもありますね。彌勒さん オペラで重要なアリアの場面はだいたい夜のシーンなんです。それは、真っ暗だと人は耳を澄ますから。大事なことを伝えたい時は耳を澄ませるように仕向けるんだと。音楽に携わる者として大事なことを知ったと思いましたね。町田さん 今のお話で腑に落ちたのは、確かにラジオは夜がゴールデンタイムなんです。将来はやっぱり夜の番組に関わっていきたいですね。大塚さん 学生の皆さん、いわゆるZ世代にもっとラジオを聴いてもらいたいですよね。ネットやアプリのおかげで、ラジオに触れるハードルはむしろ下がっているので、じゃあどれだけその先に行けるか、これからの私たちの課題です。今回訪問したのは次ページでは、同日開催された 「お届け芸術館in SBC信越放送」の様子をお伝えします!ディレクターの大塚さんと町田さんに彌勒さんと学生がインタビュー取材協力ありがとうございました。あ きたこ生田明子りだ田恵里花前ハードルが下がった今こそ ラジオの未来を考えよう   ま え「聴いて体感!アートなはなし」「Mixxxxx+」(木曜日)、「祐日のSunnyDaySunday!」「中谷彰宏のビジネスサプリ」の編集を担当!ラジオ局編成制作部ディレクター町田篤朗さん「坂ちゃんのずくだせえぶりでぃ」「もう中学生のおラジオ中」「ソラトモとスズトモ」を担当してます!ラジオ局編成制作部ディレクター大塚拓人さんテレビは「ずくだせテレビ」「SBCニュースワイド」(金曜日)を、ラジオは「Mixxxxx+」(水曜日)を担当してます!長野市芸術館事業課制作担当SBCラジオ「Mixxxxx+」(火曜日・水曜日)「サンデーミュージックBOX」を担当してます!パーソナリティ・ディレクターい くさんアナウンサーかえさんSBCラジオ「Mixxxxx+(ミックスプラス)」内で毎週水曜日15:20頃から放送中の「聴いて体感!アートなはなし」では、長野市芸術館スタッフが公演などのさまざまな情報を声で伝えています。SBC信越放送は、ローカル局だからできるピンポイントな地域情報を発信し、地元で親しまれ続けています。ローカル局ならでは!“地域密着”の番組制作信越放送株式会社本社〒380-8521長野市問御所町1200TEL:026-237-0500(代)URL:https://sbc21.co.jp嘉田 聡子SBC信越放送Close-up!08

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