Knot & No.2
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i三iNAGANO CITY ARTS CENTER Entertainment Reports         nNagano〟は「バギー世代のこどもたち連休の初日、快晴の暑い日射しの中、アクトスペースは0歳のお子様から大人まで幅広い年代のお客様でいっぱいになりました。チケットは発売開始早々にソールドアウト。長野市初開催となる〝レ・フレールバギ・ウギ・ライブと家族に本物の音楽を気軽に楽しんでもらいたい」というレ・フレールのお二人(兄・斎藤守也さん、弟・斎藤圭土さん)の願いのこもったライブです。会場には、みなさんに楽しんでもらうさまざまな工夫が仕掛けられています。ステージに段差はなく同じ目線。その距離の近さ!ピアノの前にはお子様用に桟敷のスペースも設置され、もっと近くでレ・フレールを感じ、音楽を楽しんでほしいというアイデアと呼びかけに、ひとりふたりと興味津々で子どもたちが集まります。デビュー曲《BoogeBacktoYOKOSUKA》からスタート。会場は待っていましたとばかりの手拍子!ステージに大きなスクリーンを仕立て、天井から、横から、ステージ奥からのカメラ映像がライブ投影されます。目まぐるしく鍵盤の上で踊るように4手が交差したり、シンクロしたり。そして足では大きく拍子をとりながらステップを踏みます。時には演奏しながら二人の席が入れ替わったり、二人羽織のようにかぶさったり!「バギ・ウギ・ライブを長野で開催できるのがとてもうれしい」とマイクを持って話すお二人。ディズニーやジブリなどの聴いたことのある曲から、新曲を含むオリジナル曲も交えて飽きる暇のない盛りだくさんのプログラムに時を忘れます。〝内部奏法〟について丁寧に説明すると子どもたちはミュート奏法を食い入るように見つめ、耳をすませます。ピアノから聴こえる弦を弾くような音、足音、時計の秒針の音。とめどなくピアノからあふれ出すまぶしい音が会場をいっぱいにして、一心にピアノを見つめるお子様の姿を映し出すスクリーン。はかない弱音の美しさで会場をとりこにしたかと思うと、ブギ・ウギの迫力の振動が波紋のように世界を広げ、終始圧倒されながら、瞬く間に終演となりました。2025年7月19日(土) at 長野市芸術館アクトスペースレ・フレールバギ・ウギ・ライブ12Les FBuggy Win Naganorères oogie Live

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