Performances & Events長野市芸術館ジャズ・フェスティバル 2023　DAY-2

公演レポート

今年で5回目の開催となる長野市芸術館ジャズ・フェスティバル。今回も、ジャズを中心にさまざまなジャンルのミュージシャンが集まり、刺激的なグルーヴにあふれた2日間となりました。
6月11日（日）のDAY-2は、3バンドが登場！

●臼井ミトン with 中條卓+沼澤尚
臼井ミトン（ヴォーカル、ギター、キーボード）中條卓（ベース）沼澤尚（ドラムス）

2日目はシンガーソングライター・臼井ミトンさんと中條卓さん、沼澤尚さんのトリオからスタート。
耳に心地良く通るヴォーカルが爽やかな臼井さんのオリジナル曲の数々と、臼井さん憧れのシンガー、ジェームス・テイラー《Steamroller》のカバーも披露！ソウルフルな熱唱が響き渡りました。

《ナチュラルボーン優等生》ではやわらかいヴォーカルに対してリズムセクションのキレキレなソロが鮮やか。軽やかでありながらグルーヴィーなステージでした。

【セットリスト】
Night Music
夜のネルドリップ
Steamroller
ナチュラルボーン優等生
胸がキュン
ロンサムジョージ

●デヴィッド・ブライアント・トリオ
デヴィッド・ブライアント（ピアノ）須川崇志（ベース）小田桐和寛（ドラムス）

続くデヴィッド・ブライアント・トリオは、それぞれのパートが激しく響き合い、ジャズのスリルを存分に味わえる圧巻の演奏。《Morning Sunrise》は須川崇志さんの重厚なベースソロから始まり、幻想的でドラマチックな曲の世界に包まれました。

曲間には、デヴィッド・ブライアントさんが日本語もたくさん交えつつ「長野めっちゃ楽しい！」とMC。演奏は最後までソリッドで、目が離せないステージでした。

【セットリスト】
Higher Intelligence
Coat of Arms
Morning Sunrise
Murray's Steps

●櫻井哲夫 JACO TRIBUTE BAND
櫻井哲夫（ベース）渡辺香津美（ギター）本多俊之（サックス）新澤健一郎（キーボード）川口千里（ドラムス）岡部洋一（パーカッション）

最後を飾ったのは、伝説のジャズベーシスト、ジャコ・パストリアスのトリビュートバンド。櫻井哲夫さんが長年取り組んでいるジャコ・トリビュートを、豪華なメンバーで演奏しました。

2日間の中でもひときわ華やかなプログラムとなり、どの曲、どのパートも聴きどころ満載。《Invitation》や《Three Views Of A Secret》といった名曲に会場が熱くなりました。アンコールは《Birdland》を披露し、多幸感あふれるステージで締め括りました。

【セットリスト】
Soul Intro / The Chicken
Invitation
Three Views Of A Secret
Kuru
Teen Town
Liberty City
Birdland

2日間にわたって、ジャズ・フュージョン・ブルース・ルーツロックの鮮やかなグルーヴをたっぷり味わっていただけたのではないでしょうか？
ぜひ来年の開催もお楽しみに！
ご来場ありがとうございました。

＜アンケートより＞
♪最高でした！ブライアント・トリオ、また是非呼んでください！
♪ミトンさんの優等生ボーン、良かったです。ついつい良い子になってしまうのやめました！
♪臼井さん中條さん沼澤さん、爽やかポップな演奏（ドラムが特に）良かった。オリジナルの歌が心に響いた。デヴィッド・ブライアント・トリオ、3人とも芸術家か！須川さんのベースも小田桐さんのドラムも心に響く！何よりデヴィッドさんの曲がジャズだジャズだ！またやってほしい、聞きたいです。JACO BANDは花が演奏にある！感動です。また6人で来てください。もっと高くても良い価値です！
♪櫻井哲夫さんのJACO TRIBUTE BAND最高でした。すごいメンバーの演奏激熱でした。
♪小田桐さんのドラムスがすごかった！あんなにいろんな表現ができるのかとびっくりした。川口さんのドラムスも期待してきました。よかった！
♪すごい迫力でした。千里ちゃんのパワフルドラムすごかった。渡辺香津美さん初めて聞きました、すごかった。
♪ビッグネームだけでなく知らなかったアーティストの良さを知ることができた。小さな会場で、音が近く体感でき良かった。